出版社内容情報
心理・社会調査データから「年齢にもとづく偏見・差別」の要因を分析。職場と地域における世代間関係と今後の社会のあり方を再考。
職場や地域における世代間関係は、高齢者自身の主観的幸福感にどのような影響を及ぼしているのだろうか?心理・社会調査データ分析を通じ、「年齢にもとづく偏見・差別」(エイジズム)がどんな要因により起こり、それが高齢者の幸福感にどう作用しているかを解明する。エイジズムをキーに今後の社会やまちづくりを考える一書である。
内容説明
エイジズム(「年齢にもとづく偏見・差別」)はどんな要因により起こるのか。世代間関係は高齢者の幸福感にどう影響しているのか。エイジズムをめぐる心理・社会調査データ分析を通じ、職場と地域における世代間関係を再考、今後の社会やまちづくりを考える。
目次
「超高齢社会」日本の職場と地域における世代間関係―エイジズムを手がかりに考える
第1部 変容する高齢者像(「幸福な老い」をめぐる理論―人生を再検討するための指針;就業継続と地域貢献―国際比較データからみる日本の高齢者)
第2部 エイジズムの測定と関連要因(どのように高齢者に対するエイジズムを測定するのか?―高齢者に対する否定的な認知・感情;誰が高齢者を差別しているのか?―若年者におけるエイジズムの心理社会的要因)
第3部 職場と地域における世代間関係と幸福感(高齢者は若年者をどうみているのか?―「もうひとつのエイジズム」の検証;職場でのエイジズムは幸福感を低下させるのか?―世代間関係、職場満足度とメンタルヘルス;地域貢献している高齢者は幸せか?―地域で幸福に老いる条件)
人生100年時代の世代間関係
著者等紹介
原田謙[ハラダケン]
1974年生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科社会学専修卒業。東京都立大学大学院都市科学研究科博士課程単位取得退学。博士(都市科学)。現在、実践女子大学人間社会学部人間社会学科教授。専門は都市社会学、社会老年学、社会調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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