ジャーナリズムの道徳的ジレンマ

個数:
電子版価格
¥2,530
  • 電書あり

ジャーナリズムの道徳的ジレンマ

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年04月26日 07時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326603077
  • NDC分類 070.15
  • Cコード C3036

出版社内容情報

報道倫理のグレーゾーンに潜む20の難問。現場経験も豊富な研究者ならではの視点で再考する、ジャーナリズムの新しいケースブック。

ねらいと使い方 ジャーナリズム倫理を絶えず問いなおす



第1章 人命と報道

 CASE:001 最高の写真か、最低の撮影者か

 CASE:002 人質解放のために警察に協力すべきか

 CASE:003 原発事故が起きたら記者を退避させるべきか

 CASE:004 家族が戦場ジャーナリストになると言い出したら



第2章 報道による被害

 CASE:005 被災地に殺到する取材陣を追い返すべきか

 CASE:006 被害者が匿名報道を望むとき

 CASE:007 加害者家族を「世間」から守れるか

 CASE:008 企業倒産をどのタイミングで書く



第3章 取材相手との約束

 CASE:009 オフレコ取材で重大な事実が発覚したら

 CASE:010 記事の事前チェックを求められたら

 CASE:011 記者会見が有料化されたら

 CASE:012 取材謝礼を要求されたら



第4章 ルールブックの限界と課題

 CASE:013 ジャーナリストに社会運動ができるか

 CASE:014 NPOに紙面作りを任せてもいいか

 CASE:015 ネットの記事を削除してほしいと言われたら

 CASE:016 正社員の記者やディレクターに表現の自由はあるか



第5章 取材者の立場と属性

 CASE:017 同僚記者が取材先でセクハラ被害に遭ったら

 CASE:018 犯人が正当な主張を繰り広げたら

 CASE:019 宗主国の記者は植民地で取材できるか

 CASE:020 AIの指示に従って取材する是非



あとがき ジャーナリストの理想へ向けて

索引



■思考の道具箱■

傍観報道

番犬ジャーナリズム

共通善

危険地取材

臨時災害放送局

CPJ

自己責任

メディアスクラム

合理的な愚か者

サツ回り

犯罪被害者支援

熟議

被疑者と容疑者

世間

特ダネ

倒産法

コンプライアンス

知る権利

取材源の秘匿

2種類の記者クラブ

地位付与の機能

ゲラ

報道の定義とは?

小切手ジャーナリズム

記者会見

「ギャラ」

キャンペーン報道

アドボカシー

黄金律

NPO(非営利組織)

地域紙と地方紙

アクセス権と自己情報コントロール権

良心条項

記者座談会

ゲリラとテロリズム

ポストコロニアリズム

倫理規定

ロボット倫理

発生もの

畑仲 哲雄[ハタナカ テツオ]
著・文・その他

内容説明

取材先でセクハラに遭ったら?被害者が匿名報道を望んだら?取材で“ギャラ”を求められたら?被災地に記者が殺倒してきたら?原発事故で記者は逃げていい?正解はひとつではない。でも、今、どうする?直面するジレンマに思考停止してはならない。過去の実例にもとづきながら規範を問いなおす、取材倫理の新しいケースブック。

目次

第1章 人命と報道(最高の写真か、最低の撮影者か;人質解放のために警察に協力すべきか ほか)
第2章 報道による被害(被災地に殺倒する取材陣を追い返すべきか;被害者が匿名報道を望むとき ほか)
第3章 取材相手との約束(オフレコ取材で重大な事実が発覚したら;記事の事前チェックを求められたら ほか)
第4章 ルールブックの限界と課題(ジャーナリストに社会運動ができるか;NPOに紙面作りを任せてもいいか ほか)
第5章 取材者の立場と属性(同僚記者が取材先でセクハラ被害に遭ったら;犯人が正当な主張を繰り広げたら ほか)

著者等紹介

畑仲哲雄[ハタナカテツオ]
1961年大阪生まれ。1985年関西大学法学部卒業後、毎日新聞社入社、1990年日経ホーム出版社『日経トレンディ』編集部に転職し、1991年より2011年まで共同通信社勤務。2004年東京大学大学院学際情報学府修士課程に進学し、2007年同課程修了、2013年同大学院博士課程修了。博士(社会情報学)。2013年より龍谷大学社会学部准教授。専門はジャーナリズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nさん

6
ジャーナリストが陥るジレンマを考える一冊。報道は客観的であるべきか?権力との距離はどうとるべきか?記事による影響をどう考えるのか?など、20のテーマを取り上げ、対談の様な形式で、賛成or反対の根拠が提示され、著者の事例解説が続く。読者に対し、ある程度考える余地残しているようで、テキスト的でもある。読み終えて一番に感じたのは「知る権利」とは何か?ということ。取材者は「知る権利」という言葉をよく用いる。公共のために!とも。だがそれは、自分たちの取材の「暴力性」を覆い隠す「免罪符」になってはいないか?(→続く)2020/09/15

oritako

0
ゼミでも討議に使った。単純な正解がない。非常に考えさせられる。2019/01/30

渓流

0
道徳的ジレンマの事例集。筆者の意見表明がないのは物足りないが、研修のテキストを意識してなら仕方ないか。事件ジャーナリズムや政治家のゴシップジャーナリズムで飯を食っている羽織ゴロがジレンマに陥っているとも思えないが、人間を試す究極の場に居合わせたとき、日頃高邁な御託を宣っている彼らがどんな行動をとるのか知りたいものだ。橋下氏に迫られた朝日記者のように何もしゃべれずダダ下を向くだけの記者を見るにつけ、強くそう思う。2018/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13060418
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。