語られない、「子ども」の近代―年少者保護制度の歴史社会学

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語られない、「子ども」の近代―年少者保護制度の歴史社会学

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  • サイズ A5判/ページ数 225,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326602681
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C3036

内容説明

「子ども」とは何か、「大人」の境とは何か。戦前期の教育制度、少年法、工場法、未成年者飲酒禁止法、公娼制度の成立過程の議論を掘り起こし、年少者像の収斂と複層性を描き直す。

目次

「子ども」の近代を問い直す
第1部 「子ども」の近代とはいかなるものか(教育の「児童」・司法の「少年」―「子ども」の近代の成立とその内部の差異;「児童」の構築・放置される外部―「子ども」の近代の成立をめぐる身体と言葉)
第2部 年少者へのまなざしの複層性(労働力から「児童」へ?―工場法成立過程に見る「児童」の成立の裏側;フィクションとしての「未成年」―未成年者飲酒禁止法制定過程に見るだらしない「子ども/大人」語り;自由意志なき性的な身体―公娼制問題に見る「子ども」論の欠如;語られない年少者像・語り続けられる「子ども」)

著者等紹介

元森絵里子[モトモリエリコ]
1977年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(相関社会科学コース)博士課程単位取得退学。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、明治学院大学社会学部専任講師を経て、明治学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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てくてく

2
子どもに関する歴史社会学。近代日本の司法における「少年」や教育の「児童」といった発達可能な身体をもつ存在への着目とそれへの干渉、労働する児童、未成年者喫煙禁止法や飲酒禁止法制定過程における「未成年」というフィクションに対する個人差、そして公娼制問題における「子ども」論の欠如といったことが取り上げられている。2015/05/14

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