内容説明
社会的企業はヒーローか?市場と制度のはざまで苦闘する“等身大”の姿に光を当て、変革を企てる原点に立ち返る。
目次
序章 ハイブリッド組織としての社会的企業
第1章 社会的企業概念はどのように捉えられてきたか
第2章 企業サイド・アプローチの批判的検討
第3章 ハイブリッド構造としての社会的企業
第4章 ハイブリッド構造を可能にするために―欧州WISEの実態から見えてきた理論的課題
第5章 サード・セクターと政府セクターの協働―日英の政策動向とアカウンタビリティ
第6章 日本におけるWISEの実態―ワーカーズ・コレクティブ調査から見るWISEの分析枠組みと制度・政策
第7章 困難を抱える人たちとの共働をめざして―現場レポート(1)
第8章 労働者協同組合の展開過程と今日的特徴
第9章 社会的企業としての労働者協同組合―労働調査から見る日本のWISEの実態と特質
第10章 社会的企業が提起する正統的周辺参加アプローチ―ワークフェア型社会的包摂を超えて
第11章 共に働くことを促進する法制度の必要性―現場レポート(2)
終章 日本の社会的企業の展望と政府セクターとのパートナーシップ
著者等紹介
藤井敦史[フジイアツシ]
立教大学コミュニティ福祉学部教授(NPO論・社会学)。東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会学専門分野後期博士課程中退、東北大学大学院経済学研究科助教授等を経て現職。2012年度イースト・ロンドン大学客員研究員
原田晃樹[ハラダコウキ]
立教大学コミュニティ福祉学部准教授(地方自治・行政学)。立教大学ボランティアセンター長(2011・12年度)、2013年度英国バーミンガム大学客員研究員。中央大学法学部卒、四日市大学総合政策学部講師・助教授等を経て現職
大高研道[オオタカケンドウ]
聖学院大学政治経済学部教授(社会教育論・社会的企業論)。北海道大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、英国アルスター大学大学院博士課程修了(Ph.D.)、弘前学院大学助教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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