医療ソーシャルワーカー新時代―地域医療と国家資格

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  • サイズ A5判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601875
  • NDC分類 369.9
  • Cコード C3036

出版社内容情報

医療と福祉の現場をつなぐ地域医療のキーパーソン、医療ソーシャルワーカーの仕事とは。時代が求める職務の専門性と資格化の可能性を問う。

医療福祉が地域主体のケアヘとシフトしつつある中、医療と福祉両方の知識を持ち、施設や在宅ケアヘの橋渡し役として医療ソーシャルワーカー(MSW)の役割が急速に高まっている。本書は今後医療と福祉の現場をつなぐキーパーソンとして重要な役割を担うべきMSWの必要性と専門性を世に問うもの。

関連書:『介護保険時代の医療福祉総合ガイドブック』(医学書院)


序 医療ソーシャルワーカーの国家資格制度化──医療福祉現場からの提言

第1章 新時代の医療ソーシャルワーカーに向けて

第2章 英米における医療ソーシャルワーカーの役割
 第1節 イギリスの医療システム改革にみる医療ソーシャルワーカーの役割
 第2節 変遷する米国医療におけるソーシャルワーカー
 第3節 医療と福祉をつなぐ医療ソーシャルワーカー

第3章 医療ソーシャルワーカーをとりまく医療環境
 第1節 わが国の医療制度の基本構造
 第2節 今日の医療制度改革と医療環境の変容
 第3節 医療・福祉の市場化の観点からみた国家資格化の必要性
 第4節 地域医療の観点からみた国家資格の必要性
 
第4章 地域医療のキーパーソンとしての医療ソーシャルワーカー
 第1節 地域医療実践にみる医療ソーシャルワーカーの役割
 第2節 在宅医療と医療ソーシャルワーク機能
 第3節 地域ケア機関からみた医療ソーシャルワーカーの専門性

第5章 地域医療と医療ソーシャルワークの実際
 第1節 退院援助システム作りの実践から
 第2節 リハビリテーション病院における在宅への退院援助実践
 第3節 地域密着病院における医療ソーシャルワーカーの役割
 第4節 地域密着民間病院の実践から
 第5節 利用者からのメッセージ

第6章 医療ソーシャルワーカーの養成過程を考える
 第1節 医療ソーシャルワーカーに必要な養成カリキュラム案
 第2節 医療福祉実習の必要性と実際
 第3節 職能団体が関与する研修の現状と課題
 第4節 医療ソーシャルワーカー養成カリキュラムの構造的試論
 
第7章 国家資格化運動の経過
 第1節 日本医療社会事業協会の国家資格制度化運動をふりかえる
 第2節 新旧医療ソーシャルワーカー業務指針と国家資格
 第3節 国家資格「精神保健福祉士」の成立の経過

第8章 医療ソーシャルワーカーの意識調査から
 第1節 「MSW国家資格化に関するアンケート」調査分析
 第2節 自由記述意見から

むすび──国家資格化のカタチの模索


索引
執筆者一覧

内容説明

医療と福祉を架橋する仕事、医療ソーシャルワーカー。地域医療の時代、重要性を増すその職務のあり方と国家資格化を問う。

目次

序 医療ソーシャルワーカーの国家資格制度化―医療福祉現場からの提言
第1章 新時代の医療ソーシャルワーカーに向けて
第2章 英米における医療ソーシャルワーカーの役割
第3章 医療ソーシャルワーカーをとりまく医療環境
第4章 地域医療のキーパーソンとしての医療ソーシャルワーカー
第5章 地域医療と医療ソーシャルワークの実際
第6章 医療ソーシャルワーカーの養成課程を考える
第7章 国家資格化運動の経過
第8章 医療ソーシャルワーカーの意識調査から

著者等紹介

京極高宣[キョウゴクタカノブ]
東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。厚生省社会局社会福祉専門官、日本社会事業大学学長を経て、国立社会保障・人口問題研究所所長

村上須賀子[ムラカミスガコ]
摂南大学大学院経営情報学研究科修士課程修了。広島市民病院などで医療ソーシャルワーカーとしての勤務を経て、宇部フロンティア大学人間社会学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。