出版社内容情報
賛美,反発,あこがれ,ためらいなど錯綜する感情をよびおこす母性。フランスの女たちが自分の実感をもとに,総合的・多角的に分析した解答集。母性を深く考察するために。
【目 次】
はじめに
第1章 フェミニズムと母性
-それぞれの視点-
女たち -もう一つの文化?-
性的差異の思想はつくれるか
解決策は父親が変わること
第2章 母-娘-母
-断絶と繰り返し-
序 論
母性愛
いさかいができる家族になるために
母-娘-母
-私は別の歴史をつくりだしたかったのに-
「子どもはいらない、と女が言う」ことについて
新しい母文化
第3章 母性と父性
-父親の問題-
序 論
父が機能するためには母を殺すべきなのか
(また、その逆も)?
パパとママの間にある新しい母性
女の系図は考えられるか
第4章 子どもと、仕事と
-分裂症はお断り-
序 論
計画出産
-めざすものはなにか、どう対処するべきか-
働く女の母性
-性の社会関係に賭けられているもの-
母親と歴史学者
夫婦の育児休暇
-子どもを育てるための解決策をさぐる-
子どもか仕事か
-性別分業の今後の展望-
第5章 医療・出産・フェミニズム
-産婦と「生殖の新しい支配者たち」-
序 論
医師たちが定義した母親像/歴史的考察
出産の歴史にみる男女の役割関係
自宅出産
出産医療の普及の「恩恵」
人工生殖技術に社会が賭けるもの
生殖における女性と科学
-科学者は母親になれないのか-
第6章 批判的展望/古い男性と母親
-危険な平等?-
影響を受ける子宮から母親機械へ
-「受胎能力の新しい支配者」の脇にそれた歩み-
母親の内側
-セックスとセクシュアリティ-
原注
訳者あとがき
参考文献
内容説明
第1章 フェミニズムと母性―それぞれの視点;第2章 母‐娘‐母―断絶と繰り返し;第3章 母性と父性―父親の問題;第4章 子どもと、仕事と―分裂症はお断り;第5章 医療・出産・フェミニズム―産婦と「生殖の新しい支配者たち」;第6章 批判的展望/古い男性と母親―危険な平等?
目次
95.10.20