近代ドイツの母性主義フェミニズム

近代ドイツの母性主義フェミニズム

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  • サイズ A5判/ページ数 196,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326600847
  • NDC分類 367.234
  • Cコード C3038

出版社内容情報

19世紀末からナチ政権の成立まで,ドイツ・ブルジョア女性運動穏健派の軌跡を追う。母性を軸に,家族とフェミニズムと近代社会・国家の関係を解明した力作。

【目次】
序章 問題視角と研究動向―ドイツ女性史、フェミニズム、そして母性主義―

第1章 母性主義フェミニズムの形成
 1 母性への囲い込みから精神的母性へ
 2 女子教育の改善にむけて
 3 母性主義フェミニズムの確立

第2章 工業化と母性ネットワーク
 1 工業化の進展と社会問題の顕在化
 2 社会福祉事業の拡大と女性の参加
 3 ブルジョア女性運動穏健化派と社会福祉事業
 補論 労働者の家族生活

第3章 女性運動と国家―国民国家への統合―
 1 「新しい倫理」の登場
 2 「母性保護連盟」批判と穏健派の主導権確立

第4章 第一次世界大戦と祖国への奉仕
 1 戦争の称賛
 2 祖国への奉仕活動

 3 女性参政権の獲得に向けて
 4 「全体」への奉仕

第5章 ワイマール時代の女性解放
 1 家父長家族の衰退と性モラルの変化
 2 「解放」された新しい女性

第6章 ワイマール時代の女性運動とナチズムへの対応
 1 ボイマーの女性論
 2 ナチスへの肯定的対応
 3 女性と国家―ナチスへの無批判的対応―

おわりに―母性主義フェミニズムの意義と限界―

あとがき
参考文献
事項索引
人名索引

内容説明

19世紀末からナチ政権成立まで、ドイツ・ブルジョア女性運動穏健派の軌跡を追う。母性を軸に、家族とフェミニズムそして近代社会・国家の関係を問う。

目次

序章 問題視角と研究動向―ドイツ女性史、フェミニズム、そして母性主義
第1章 母性主義フェミニズムの形成
第2章 工業化と母性ネットワーク
第3章 女性運動と国家―国民国家への統合
第4章 第1次世界大戦と祖国への奉仕
第5章 ワイマール時代の女性解放
第6章 ワイマール時代の女性運動とナチズムへの対応
おわりに―母性主義フェミニズムの意義と限界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミツキ

0
各章の問いと答えが明確で、読み進めやすい。ドイツ婦人団体連合の会長を務めたボイマーが、なぜナチスに迎合するような態度をとったのかまで書かれている。2017/05/13

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