出版社内容情報
モボ・モガ,エロ・グロ・ナンセンスに象徴される昭和文化の諸相を「生活文化」「情報文化」「大衆文化」に類型化し,社会心理史の側面から掘り下げた昭和期の文化史事典。
【目次】
はじめに―昭和文化の戦後責任について
Ⅰ 生活文化
日本型近代生活様式の成立
和洋折衷の飽和的様式
敗戦による生活意識の変化
戦後バイタリティの発揮
経済復興と戦後型暫定様式
アメリカ的生活様式への羨望
合理化・科学化の生活改善
家庭電化による生活体系の変化
豊富な衣食とレジャー志向
団地型住形式と生活様式
日本型近生活様式の成立
新しい生活様式の標準化
1970年以降の新しい変化
ファッション化社会の成立
戦後日本の「性」情況
戦後女性の夢と現実
Ⅱ 情報文化
占領下の放送―『真相はこうだ』
高度成長とテレビ文化
「戦後」に対処した出版人たち
「広告取り引き」の近代化の道程
Ⅲ 大衆文化
映画―歴史と心理―
戦後大衆歌謡の系譜
行楽と旅―行楽からレジャーへ―
あとがき
主要参考文献
続・昭和文化年表 1945~1989
内容説明
8・15体験から60年安保、テレビ、オリンピックなど、混乱と飢餓の時代から、復興期を経て高度成長下、世界一の円高日本に至るまで、現在の日本文化の原型を浮彫りに。
目次
はじめに―昭和文化の戦後責任について
1 生活文化(ファッション化社会の成立;戦後日本の「性」状況;戦後女性の夢と現実―読者座談会にみる)
2 情報文化(占領下の放送―『真相はこうだ』;高度成長とテレビ文化;「戦後」に対処した出版人たち;「広告取り引き」の近代化の道程)
3 大衆文化(映画―歴史と心理;戦後大衆歌謡の系譜;行楽と旅―行楽からレジャーへ)
主要参考文献
続・昭和文化年表1945―1989