内容説明
中流クラス・エリートの価値観を体現して誕生した18世紀末サバービアから万人の郊外メトロポリスへ、郊外の終焉へ。―前途に新しい分散型都市テクノバーブをみる郊外住宅地の全歴史。
目次
1 ロンドン=郊外住宅地誕生の地
2 ブルジョワ・ユートピアの建設
3 郊外と産業都市=マンチェスター
4 都会性VS.郊外性=フランスと合衆国
5 古典的郊外=フィラデルフィアの鉄道郊外
6 ロサンジェルス=郊外メトロポリス
7 サバービアを超えて=テクノバーブの台頭
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天婦羅★三杯酢
1
裏面にバーコードも記されてない時代の本であるが、扱っている年代は勿論もっと古い。 かつては人々は都市の中では身分階層差問わず棲んでいた、そんな中世以降の都市が、資本主義の勃興と、プロテスタントの中でも清教徒達の厳格な性分離の考え方に基づいて、上層のブルジョアジーが郊外に居を求めて、やがてそれが都市を変質化させていくという歴史の概括である。 折角イギリスを取り上げているのだから、ニュータウンの事も視野に入れていたらなぁという気もするけど、それだけで分量は更に増えるのだろう。2022/08/20
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