出版社内容情報
価値は市場の外に予め存在するのではなく、市場そのものが価値を生み創造する機能を持つ。情報ネットワーク経済社会の核心をつかむ。
テクノロジーの進展により情報ネットワーク化された市場社会の「価値創造」機能とはいかなるものか、そしてその核心はどこにあるのか。経済思想史や現代の情報ネットワークの動態を丹念に検証し、市場それ自体が価値を生成し、創造していく理路を追究する。
目次
序章 「価値」をめぐる問い
第1章 「市場の問題」
第2章 問題の前提となる市場観の成立
第3章 「価値創造する市場」とはなにか
第4章 問題の超克―「価値創造する市場」の挑戦
第5章 情報ネットワーク経済社会の「価値創造」機能
終章 市場は「価値創造」を担う
著者等紹介
安藤元博[アンドウモトヒロ]
2024年、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。1988年、大学卒業後に広告会社(博報堂)に入社し、2017年から2025年2月の間、執行役員/取締役をつとめる傍ら、市場社会の成り立ちと意義の探究をすすめる。本書は初の学術書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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