内容説明
金権でなく、いのちの豊かさ(“No wealth but life”)をこそ!―政策の原点を求めて。2006年2月に逝去した経済学者、都留重人を振り返る。
目次
都留経済学の射程(故都留重人日本学士院会員追悼の辞;経済学者都留重人;都留重人とシュンペーター;国民所得再考―なぜ、「それでもGDP系列」か;厚生経済学の実践者、都留重人;“No Wealth But Life”―マーシャル、ラスキン、都留重人)
経済学の実践と制度設計(都留重人先生と附置研究所問題;平和と安心・安全―経済政策で一番大事なこと;第二次物価問題懇談会と都留先生;公害・環境問題研究のパイオニアとしての都留先生;公害の政治経済学を他の方法から分かつものは何か―都留理論を現代に生かす道)
比較経済体制論(多様な資本主義がありうるか;中国経済研究の事始め;都留重人の資本主義批判)
人間・都留重人(都留さんの「志」―いくつかの回想;ファミリーとしての都留重人―義弟が観た六十八年;「背広ゼミ」から見た教育者―都留重人先生の横顔;都留重人、ただ一人の私の先生)
著者等紹介
尾高煌之助[オダカコウノスケ]
通商産業研究所編纂主幹、一橋大学・法政大学名誉教授
西沢保[ニシザワタモツ]
一橋大学経済研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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