社会を展望するゲーム理論―若き研究者へのメッセージ

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社会を展望するゲーム理論―若き研究者へのメッセージ

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  • サイズ B6判/ページ数 306,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326550579
  • NDC分類 331.19
  • Cコード C3033

内容説明

長い間、ゲーム理論に携わってきた著者が、ゲーム理論の課題について、また「ふるさとの崩壊」をはじめとする高度成長期から現在までの社会的計画のあり方について、必ずしもゲーム理論を専門としない多くの分野の人々に、希望を込めておくる。

目次

第1部 ゲーム理論の役割とその課題(社会展望としてのゲーム;ゲーム理論成立前夜;社会科学の法則;ゲーム理論の役割;交渉の論理と倫理;重層的社会ゲームのシナリオ)
第2部 計画の倫理―旧著『計画の倫理』その他からの再録にあたって(ふるさとの崩壊;死者のない町;死者のない町にての断想;民主的計画を求めて;目的性の倫理;責任性の倫理;コンフリクトと協力)
第3部 ゲーム理論への期待―過ぎし日の展望(日本における初期の紹介;ゲーム理論との出会い;ノーベル経済学賞受賞によせて;ゲーム理論の教育と課題)

著者等紹介

鈴木光男[スズキミツオ]
1928年福島県生れ。東北大学経済学部卒業、東北大学(経済学部)講師、プリンストン大学リサーチ・アソシエイト、東京工業大学(社会工学科、情報科学科)教授、東京理科大学(工学部経営工学科、経営学部)教授、山形大学人文学部・関西大学総合情報学部その他の非常勤講師、などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

『ゲームの理論』刊行以来、わが国のゲーム理論を先導してきた著者が学生・研究者に語る「ゲーム理論の役割・課題、そして期待」。

長い間、ゲーム理論に携わってきた著者が、ゲーム理論の役割やその課題について、また、「ふるさとの崩壊」をはじめとする高度成長期から現在までの社会的計画のあり方について、必ずしもゲーム理論を専門としない多くの分野の学生諸君や若き研究者に、期待を込めておくる言葉。

[関違書] 同著者 『ゲームの理論』『新ゲーム理論 』『ゲーム理論の世界』 (勁草書房刊)

はじめに

第一部 ゲーム理論の役割とその課題

第一章 社会展望としてのゲーム
  一 社会状況の展望
  二 予見とは何か
  三 時間要素
  四 社会状況の重層的構造
  五 共通認識

第二章 ゲーム理論成立前夜
  一 オーストリア学派の経済学
  二 モルゲンシュテルンの初期の論文
  三 公理主義的方法
  四 不確実性
  五 効果関連
  六 当時のヨーロッパの情勢

第三章 社会科学の法則
  一 開かれた体系としての社会法則
  二 合理的とは何か
  三 ゲーム理論の公理主義的方法
  四 チャンスとしての法則 ―ウェーバーの客観的可能性判断としての確率
  五 確かな根拠による信念の共有

第四章 ゲーム理論の役割
  一 発見装置としてのゲーム理論
  二 安定な行動基準と制度
  三 理論と意思決定の間の効果関連
  四 ゲーム理論の多様な役割
  五 諸々の科学文化の比較交流
  六 『旧約聖書のゲーム理論 ゲーム・プレイヤーとしての神』

第五章 交渉の論理と倫理
  一 交渉する者の責任能力
  二 勝海舟の交渉の極意
  三 交渉の場の共通認識 ―交渉の基準点と実現可能領域
  四 江戸城明け渡しの談判
  五 責任性の倫理

第六章 重層的社会ゲームのシナリオ
  一 重層的状況における意思決定
  二 ネットワーク(提携)形成のシナリオ

第二部 計画の倫理
    旧著『計画の倫理』その他からの再録にあたって

第七章 ふるさとの崩壊
  一 ふるさとの歌まつり
  二 情報化と頭脳の移動
  三 人間の逃亡
  四 地縁・血縁からの解放
  五 情報化による人間の風化
  六 情報化社会の矛盾
  七 崩壊からの創造
  八 存在感の回復
  九 世界化の中における日本

第八章 死者のない町
  一 ニュー・タウン
  二 死者の声
  三 死者のない町
  四 その町の風景
  五 絶望を知らない子供たち
  六 奇妙な死
  七 死者からのメッセージ
  八 死者との連帯

付 死者のない町にての断想
  1 竪穴住居跡にて
  二 初めての死
  三 死者の声
  四 風の中に立ちて
  五 エリ・ヴィーゼル著・村上光彦訳『幸運の町』

第九章 民主的計画を求めて
  一 われわれはなぜ計画を求めるか
  二 計画と倫理
  三 自由で民主的な計画の可能性

第十章 目的性の倫理
  一 目的論的計画観
  二 計画案の決定
  三 調和の幻想
  四素材化と操作主義

第十一章 責任性の倫理
  一 責任論的計画観
  二 参加の構造 ―計画という名のゲーム
  三 計画の価値形態
  四 計画の生命力

第十二章 コンフリクトと協力
  一 閉塞的状況からの脱出
  二 身内意識からの解放
  三 コンフリクトと契約
  四 協力としての計画

第三部 ゲーム理論への期待 ― 過ぎし日の展望

第十三章 日本における初期の紹介
  一 初期の期待
  二 山田雄三先生の「ミニ・マックス原則の要点」
  三 社会科学を学ぶ意義
  四 山田先生の課題

第十四章 ゲーム理論との出会い
  一 新しい経済学の波
  二 経済現象の確率論的認識
  三 卒業論文
  四 『ゲームの理論』の執筆
  五 一般均衡理論とゲーム理論との出会い

第十五章 ノーベル経済学賞受賞によせて
  一 ゲーム理論家の受賞
  二 ナッシュの想い出
  三 シェリングの受賞
  四 オーマンの繰り返しゲーム

第十六章 ゲーム理論の教育と課題
  一 ゲーム理論の教育と課題
    ―日本経済学会におけるパネルディスカッションによせて
  二 社会工学考
  三 これからのゲーム理論への期待

付 我が家から富士山の見えた日数

おわりに
参考文献
事項索引
人名索引