信頼と自由

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  • サイズ B6判/ページ数 283,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326550531
  • NDC分類 331.74
  • Cコード C3036

出版社内容情報

信頼の崩壊はなぜ起きたのか。それは現代人の精神に深く浸透した新古典派経済学的な思考による、自由の肥大化と表裏一体の関係にある。

新古典派経済学は経済分析において有用となる場合も少なくないが、人間の生きる指針としては多くの欠陥を有する。それどころか、ある部分でそれはきわめて歪んだものの見方を生み出す。本書は一般読者を対象として、新古典派経済学的な世界観のどこに誤りがあるのかを検討しながら、信頼(に値する行動)の意義や性質を多面的に論じる。

関連書:同著者『教育の経済学・入門』(勁草書房刊)


第一章 信頼はなぜ重要なのか
第二章 信頼の定義と性質
第三章 信頼と効率性
第四章 新古典派経済学の特徴と自由
第五章 新古典派経済学の問題点
第六章 ゲーム論からみた組織と信頼
第七章 新古典派経済学の組織観の欠陥
第八章 ゲームの実験から得られる示唆
第九章 どのような信頼が必要なのか
第十章 信頼の諸側面
第十一章 二十一世紀社会の信頼と自由

索引

内容説明

新古典派経済学は経済分析をする際に有用となる場合も少なくないが、人間の生きる指針を提供する思想としては多くの欠陥を有する。それどころか、ある部分でそれはきわめて歪んだものの見方を生み出す。本書は一般読者を対象として、新古典派経済学的な自由論や世界観のどこに誤りがあるのかを詳細に検討しながら、信頼(に値する行動)の意義や性質を多面的に論じる。

目次

第1章 信頼はなぜ重要なのか
第2章 信頼の定義と性質
第3章 信頼と効率性
第4章 新古典派経済学の特徴と自由
第5章 新古典派経済学の問題点
第6章 ゲーム論からみた組織と信頼
第7章 新古典派経済学の組織観の欠陥
第8章 ゲームの実験から得られる示唆
第9章 どのような信頼が必要なのか
第10章 信頼の諸側面
第11章 二十一世紀社会の信頼と自由

著者等紹介

荒井一博[アライカズヒロ]
1979年イリノイ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。1979年パデュー大学客員助教授。1992年クィーンズランド大学客員教授。一橋大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Oezy_k

1
学術的な部分と筆者の個人的主張が混ざっていて取り扱いが難しい本だった。筆者は新古典派経済学の影響力を過大評価しているのではないだろうかという疑問を感じた。2011/01/13

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