砂糖アシエンダと貧困―フィリピン・ネグロス島小史

砂糖アシエンダと貧困―フィリピン・ネグロス島小史

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  • サイズ B6判/ページ数 307,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326550234
  • NDC分類 588.1
  • Cコード C3033

内容説明

近年、「飢餓の島」として、世界的関心を集めたフィリピン、ネグロス島。その砂糖経済の展開と貧困の現状を明らかにした。本邦初のネグロス島通史(1565~1989年)。

目次

新世界のあけぼの(植民地支配の浸透;砂糖生産地帯の勃興;アシエンダの人々とくらし;アセンデーロとフィリピン革命;パパ・イシオと民衆運動)
繁栄のなかの貧困(砂糖セントラルの設立;アシエンダの拡大;砂糖キビ農園労働者の貧困;千年王国運動と労農運動;日本占領下のネグロス島)
後退と脱却への苦悩(砂糖生産の再開;新たな工場設立ブーム;アシエンダの合理化;国際砂糖価格の暴落と「飢餓問題」;労働者たちの闘い)
エピローグ―農地改革への厳しい道