出版社内容情報
経済学の成立を担った古典派経済学より現代の種々の学派にいたるまでの経済学の潮流と経済学の巨人たちの業績・生涯を,現代の巨人たる教授が鋭く論評する。
【目次】
第1部 古典派経済学
賃金と利子―マルクス経済モデルの現代的解剖
賃金と利子―マルクス経済モデルの現代的解剖:返答
リカード経済学の現代的分析Ⅰ
リカード経済学の現代的分析Ⅱ
経済学としてのマルクス経済学
マルクス的搾取概念を理解する:マルクス的価値と競争価格との間のいわゆる
転化問題の総括
マルクスの「価値」から競争「価格」への「転化」:廃棄と置き換えの過程
ブルジョア的利潤率を導入した合理的計画のための新しい労働価値論
第2部 人物評論
経済学者と思想の歴史
ケインズ卿と『一般理論』
教師および経済理論家としてのシュムペーター
数理経済学者ハロルド・ホテリング
D・H・ロバートソン
トーシュテン・ゴードゥルンド著『クヌート・ヴィクセルの生涯』
回答
60歳のA・P・ラーナー
アーヴィング・フィッシャーと資本理論
ジョセフ・シュムペーター
会長講演「経済学者の道」
思い出を語る