出版社内容情報
人口減少社会が本格化している日本において、人口・農業・経済を総合的に理論・計量面でとらえることの重要性を再認識し分析する。
本書は、異なる年代の経済主体が同時に存在するという世代重複モデルを基礎にして、一般均衡的成長会計分析モデルを応用し、年齢構成や寿命の変化の、貯蓄、経済成長、農業への影響を理論的・計量的に考察するものである。さらに、少子高齢化時代に、どうすれば農業がより発展するか、計量的に検証を行う意欲作である。
内容説明
人口・農業・経済を総合的に理論・計量面でとらえ分析。異なる年代の経済主体が同時に存在するという世代重複モデルを基礎に、一般均衡的成長会計分析モデルを応用し、年齢構成や寿命の変化の貯蓄、経済成長、農業への影響を理論的計量的に考察する。さらに、少子高齢化時代にどうすれば農業がより発展するか、計量的に検証を行う。
目次
第1部 人口と農業および経済の理論的研究(人口と農業に関する歴史と先行研究;世代重複モデルにおける成人寿命と貯蓄;一般均衡的成長会計分析モデルと日本経済)
第2部 人口と経済成長に関する計量的研究(成人寿命と貯蓄に関する計量的研究;人口変化の地域経済に対する計量的研究;2つの人口ボーナスと貯蓄および経済成長)
第3部 少子高齢化時代の農業と経済(兼業化および農地規模拡大と日本農業成長;大阪府能勢町における都市農村交流の事例研究;世代重複モデルと成長率乗数および日本農業)
著者等紹介
衣笠智子[キヌガサトモコ]
1998年神戸大学経済学部卒業。現在、神戸大学社会システムイノベーションセンター副センター長(経済学研究科教授併任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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