内容説明
グローバリゼーションはアジア地域統合を促しているのか、それとも阻害しているのか。アジアにいかなる影響を与えているのか。アジア地域統合研究のフロンティアを開拓する。
目次
第1部 グローバリゼーションと国際関係(複合的グローバリゼーションと東アジア―国際政治学からの鳥瞰図;グローバリゼーションとニュー・リージョナリズム―拡散と収斂の相互作用;グローバリゼーションとアジア地域研究―アジア地域統合を思考するために)
第2部 グローバリゼーションと経済・社会(東アジアにおける地域経済統合;東アジアの経済統合―制度収斂の新段階;東アジアの環境協力―日本の環境ODAと東アジア環境共同体の形成;労働市場における国際統合の方向性―現地スタッフによる上司評価をめぐって;中国における労働問題―国を越えた連携に向けて;アジアにおける地域的高等教育フレームワークの構築)
第3部 グローバリゼーションと安全保障(東アジア多国間地域安全保障をめぐる議論の興亡―グローバリゼーションの影響;「グローバル・イシュー」としての人権とアジア―新たな国際規範をめぐる国際社会の確執に注目して;アジア地域連携に見る人の移動と人身取引―メコン河流域諸国に着目して)
著者等紹介
浦田秀次郎[ウラタシュウジロウ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。慶應義塾大学経済学部卒、スタンフォード大学経済学部Ph.D.(経済学)取得。ブルッキングズ研究所研究員、世界銀行エコノミストなどを経て2005年より現職。専攻は国際経済学
金ゼンマ[キムゼンマ]
関西外国語大学外国語学部専任講師。早稲田大学アジア太平洋研究センター客員助教。西江大学(韓国)人文学部卒、高麗大学国際大学院日本地域学科修士課程修了、一橋大学大学院法学研究科国際関係専攻修士課程修了、一橋大学大学院法学研究科国際関係専攻博士号(法学)取得。一橋大学COE研究員、一橋大学国際・公共政策大学院非常勤講師、早稲田大学アジア太平洋研究センター助教を経て、2011年より現職。専攻は国際政治経済学、FTA、東アジア国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Sanchai