内容説明
開発経済学・アジア研究の泰斗・渡辺利夫の功績。アジア地域を俯瞰的に観察するという視点から、さまざまなアジアの発展現象を追究し、これを自分史に重ね合わせた秀作。
目次
1 成長のアジア 停滞のアジア(情念のアジア 知のアジア)
2 私のなかのアジア(春の闇;夏木立;韓国研究;大学紛争;新アジア論;中国茫々;アジア危機;秋思)
著者等紹介
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
昭和14(1939)年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て拓殖大学に奉職。拓殖大学元総長、元学長。専門は開発経済学・現代アジア経済論。(公財)オイスカ会長。日本李登輝友の会会長。平成23(2011)年、第27回正論大賞受賞。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『開発経済学』(日本評論社、大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア・太平洋賞大賞)、『神経症の時代わが内なる森田正馬』(文春学藝ライブラリー、開高健賞正賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。