出版社内容情報
1929-33年の大恐慌と2008-09年のリーマンショックおよび過去100年にわたる金融危機を統計的に比較した唯一の分析。
本書のなかで著者は、1930年代の過ちを認識していたことが、2008年に同様の規模の危機から世界経済を救うことに役立った、と指摘する。また本書は、大恐慌の歴史はどのようにかたちづくられたか、政策立案者は世界金融危機をどのように認知し応えたか、近づく危機がどのように次々と再びかたちづくられるか、を示している。
【原著】Barry Eichengreen, Hall of Mirrors: The Great Depression, the Great Recession, and the Uses―and Misuses―of History, Oxford University Press, 2015
【目次】
内容説明
大恐慌は再び来るのか?なぜ経済危機を予測できなかったのか。2008‐09年のリーマンショック、1929‐33年の世界大恐慌を分析し、なぜ金融危機は起こったのか、なぜ政府や市場はあのように反応したのか、過去を振り返り、未来を論じる。
目次
序章 歴史の活用と誤用
第1部 最良の時代(新時代の経済学;黄金の地球;異様に激しい競争;法によるか行政命令か;返済期限の到来;砂上の楼閣)
第2部 最悪の時代(使用された弾丸;不況の波及;危機、ヨーロッパ上陸;アメリカ経済も倒れるか;おおむね抑え込んだ;証拠不十分;悪循環;良い政策、悪い政策)
第3部 より良い時代へ(復活か改革か;すべての人のために何かを;高橋是清のリベンジ;不況再び;最悪の事態を回避する;ストレス・テストと景気刺激策;型破りな政策)
第4部 次の危機に備える(ウォール・ストリートとメイン・ストリート;異常な経済の正常化;最悪の状況へ;黒衣の男たち;ユーロか否か)
終章 歴史は宝庫だ
著者等紹介
アイケングリーン,バリー[アイケングリーン,バリー] [Eichengreen,Barry]
カリフォルニア大学バークレー校ジョージ・C・パーディーおよびヘレン・N・パーディー記念講座教授、経済学特別教授、ならびに政治学教授。2010年に国際シュンペーター協会よりシュンペーター賞を、2022年には科学産業貢献賞(ネシム・ハビフ賞)を受賞。2011年に『フォーリン・ポリシー』誌の「世界の思想家トップ100人」に選出。経済史学会の会長(2010‐11年)
小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1974年 慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、静岡県立大学名誉教授
浅沼信爾[アサヌマシンジ]
1961年 一橋大学経済学部卒業。(株)東京銀行、世界銀行エコノミスト、クーンローブ投資銀行極東代表事務所代表、世界銀行計画・予算局長、同アジア第1局局長、S.G.ウォーバーグ(現 UBS銀行)取締役兼ウォーバーグ証券東京支店長、千葉工業大学教授、一橋大学国際・公共政策大学院(アジア公共政策プログラム)教授・客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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