出版社内容情報
開発経済学の中心をなす重要な概念である経済発展の展開、成功、挫折等々に果たす経済成長の要因や問題点を総合的に考察する。
人類の歴史は、狩猟・採取から農業の発明、そしてさらに工業化と産業の発展を軸とした経済発展の歴史である。そして、双方向の因果関係にあるにしても、経済発展が社会や文化を変化させた主因だったことに間違いはない。本書では「経済発展の曼荼羅」をつかい、著者たちの考える経済発展論、開発政策論を展開する。
内容説明
経済発展の本質を理解するために!経済発展の展開、成功、挫折等々に果たす経済成長の要因や問題点を総合的にみることができる「経済発展の曼荼羅」から経済発展を考察する。
目次
序章 経済発展とアジアの世紀
第1章 戦後日本の経済復興
第2章 戦後日本の経済民主化
第3章 戦後日本の高度成長とその後遺症
第4章 戦後日本経済の成功と失敗
第5章 「官業払下げ」は「クローニー・キャピタリズム」か
第6章 産業政策をどう考えるか
第7章 経済発展と構造変化:東・東南アジア経済の高度化
第8章 政治の腐敗と経済発展
第9章 不思議の国アルゼンチン、そして日本
著者等紹介
浅沼信爾[アサヌマシンジ]
1961年一橋大学経済学部卒業。(株)東京銀行、世界銀行エコノミスト、クーンローブ投資銀行(後にリーマンブラザース)極東代表事務所代表、世界銀行計画・予算局長、同アジア第1局局長、S.G.ウォーバーグ(現UBS銀行)取締役兼ウォーバーグ証券東京支店長、千葉工業大学教授、一橋大学国際・公共政策大学院(アジア公共政策プログラム)教授・客員教授および国際協力機構(JICA)客員専門員を歴任
小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1974年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、静岡県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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