出版社内容情報
2001年から20年までの20年間にわたる「新規開業パネル調査」のデータを用いて21世紀初頭における新規開業の動向を探る。
リーマン・ショック、東日本大震災、新型コロナウイルス感染症の流行という経済ショックの影響。30?40歳代で独立開業する男性、育児の合間の副業として自宅で事業を始める女性、地域社会の役に立ちたいと定年後にビジネスを開始するするシニア、など開業の担い手の多様化。本書はこれら開業の姿の構造的な変化を分析する。
内容説明
新規開業企業の変質を明らかにする膨大なエビデンス。
目次
序章 パネル調査でみる新規開業企業の20年
第1章 2016年に開業した企業の特徴とコロナ禍の影響
第2章 三つの経済ショックと新規開業企業
第3章 新規開業企業に対する金融支援
第4章 20年間に生じた新規開業の二つの変化
第5章 多様化する開業者と事業の小規模化の関係
第6章 新規開業企業の投資の減少と生産性
第7章 経験不足が新規開業企業に及ぼす影響
第8章 新規開業企業による雇用の創出
著者等紹介
武士俣友生[ブシマタトモオ]
日本政策金融公庫総合研究所前所長。1963年新潟県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、1986年に国民金融公庫(現・日本政策金融公庫)入庫。総合研究所調査課長、酒田支店長などを経て2017年4月から2023年3月まで総合研究所長を務める。専門は小企業・創業研究
井上考二[イノウエコウジ]
日本政策金融公庫総合研究所主席研究員。1977年広島県生まれ。京都大学経済学部卒業後、2000年に国民生活金融公庫(現・日本政策金融公庫)入庫。京都支店、中小企業庁出向、総合研究所主任研究員などを経て、2017年4月より現職。専門は中小企業論
長沼大海[ナガヌマヒロウミ]
日本政策金融公庫総合研究所研究員。1989年神奈川県生まれ。中央大学経済学部卒業後、2012年に日本政策金融公庫入庫。四日市支店を経て2016年4月より現職。専門は中小企業論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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