出版社内容情報
日本・中国・韓国の労働市場等をダイバーシティに焦点を当てて比較研究し、日本経済の維持・成長に必要な経済活性化の方策を訴える。
日本の喫緊の経済課題たる、?人口激減、?世界最大の債務残高国からの脱却には、日本の持続的発展のためにIMFから提言された「ジェンダー・ダイバーシティ経営」への転換が必要である。本書は日中韓の比較から、日本労働市場でのダイバーシティ対応のジョブ型労働市場への改革を訴え、日本の課題に応えようとするものである。
目次
第1部 日中韓の経済・労働市場・企業の現状(なぜ日中韓比較なのか:本書の枠組みと日本の経済課題;日中韓の経済と労働市場;日本・韓国の働き方改革と中国の働き方)
第2部 中国労働市場の特徴と変化(中国の2戸籍制度と3地域の特徴:外資企業の中国経済への影響分析;中国都市部における「先進国型専業主婦」と夫婦の就業)
第3部 日中韓企業の男女雇用の経済学分析と日本経済の維持(実証分析:女性雇用がもたらす企業収益の推移:韓中企業の女性活躍ダイバーシティ経済政策クオータ制と収益性から学ぶ日本企業;実証分析(労働の質):日中韓企業における男女の管理職昇進メカニズムと要員分析
実証分析(労働の量):日中韓企業における男女雇用量の代替・補完と、賃金格差分析)
著者等紹介
石塚浩美[イシズカヒロミ]
現在、産業能率大学情報マネジメント学部教授、経営学部(兼担)。博士(社会科学(経済学):お茶の水女子大学)、修士(経済学)。東京都立大学大学院博士課程(経済学)単位取得満期退学。専門、労働経済学、応用ミクロ経済学、公共経済学、計量経済学、国際経済、日本および中国・東アジアの労働市場・男女の就業・経済社会システムの経済学分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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