出版社内容情報
21世紀の計量分析における新たな潮流として注目される、計量経済学の主流となりつつある空間計量経済学に関する初の本格的入門書。20世紀の計量経済学の主流は時系列分析、「時間」が中心であった。しかし21世紀は「空間」が中心となる。すなわち、空間的な位置座標を応用した新たな学問・ビジネスの可能性、そしてビッグデータの多くも位置座標で紐付けられている空間計量経済学である。これからの計量経済学に興味を持つ読者にとり重要な書籍である。
日本語版への序文
本書に寄せて
まえがきと謝辞
第1章 古典的線形回帰モデル
1.1 線形回帰モデルの基礎
1.2 誤差項の非球面性
1.3 内生性
1.4 Rコード:線形回帰モデルの推定
キーワード
クイズ
章末問題
参考文献
第2章 空間計量経済学における重要な定義
2.1 空間重み行列Wと空間ラグの定義
2.2 OLSによる残差の空間的自己相関の検定
2.3 Rコード
キーワード
クイズ
章末問題
参考文献
第3章 空間計量経済モデル
3.1 概説
3.2 純粋な空間的自己回帰モデル
3.3 空間ラグ付きの非確率的な説明変数を持つ古典的モデル
3.4 空間誤差モデル
3.5 空間ラグモデル
3.6 一般的なSARAR(1,1)モデル
3.7 明示的な対立仮説を用いた残差における空間的自己相関の検定
3.8 空間計量経済モデルのパラメータ解釈
3.9 Rコード:空間線形回帰モデルの推定
キーワード
クイズ
章末問題
参考文献
第4章 空間計量経済学における最近の話題
4.1 誤差項の不均一分散
4.2 空間二項選択モデル
4.3 空間パネルデータモデル
4.4 空間非定常モデル
4.5 Rコード
キーワード
クイズ
章末問題
参考文献
第5章 ビッグデータのための代替モデル
5.1 序説
5.2 MESS法
5.3 一方向近似アプローチ
5.4 複合尤度アプローチ
5.5 Rコード
キーワード
クイズ
章末問題
参考文献
第6章 これからの空間計量経済学
参考文献
章末問題解答
監訳者あとがき
索引
ジュセッペ・アルビア[ジュセッペ アルビア]
ジュセッペ・アルビア(ガブリエーレ・ダンヌンツィオ大学教授)
堤 盛人[ツツミ モリト]
堤 盛人(つつみ もりと) 1968年広島県生まれ。1993年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在筑波大学システム情報系教授。博士(工学)
内容説明
21世紀の計量経済分析を支える大きな潮流「空間計量経済学」に関する初の本格的入門書。
目次
第1章 古典的線形回帰モデル
第2章 空間計量経済学における重要な定義
第3章 空間計量経済モデル
第4章 空間計量経済学における最近の話題
第5章 ビッグデータのための代替モデル
第6章 これからの空間計量経済学
著者等紹介
堤盛人[ツツミモリト]
1968年広島県生まれ。1993年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在、筑波大学システム情報系教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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