出版社内容情報
学問としての国際金融論は実務や現実問題と大きく遊離したままである。本書は、理論と実務・現実問題のギャップを埋めるため、また国際金融論を身近なものにすると同時に、使える理論にできるようなテキストを目指している。改訂にあたってギリシャの債務問題を含めたユーロ危機、人民元への考察を加え、より現実に即したものとした。
内容説明
国際収支統計の改訂を踏まえその国の対外関係をどのように見ればよいのかがわかるように書き換えるとともに、ユーロ危機・中国人民元の国際化について国際金融が抱える現実問題として、正面から取り上げた。理論と実務のギャップを埋め、国際金融論を身近なものにすると同時に、使える理論にできるようにする、学生や社会人のためのテキスト。
目次
第1部 国際金融の理論(国際収支と基礎理論;為替レート決定理論;国際通貨;為替相場制度)
第2部 国際金融の実務(国際金融市場とデリバティブ;外国為替と外国為替市場;国際財務活動)
第3部 国際金融の現実問題(アジア通貨危機と世界金融危機;欧州通貨統合とユーロ危機;グローバル・インバランス;アジア通貨システムの改革と人民元の国際化)
著者等紹介
中條誠一[ナカジョウセイイチ]
1949年、新潟県生まれ。1973年、中央大学大学院経済学研究科修士課程修了後、日商岩井株式会社入社。その後、大阪市立大学商学部助教授・教授を経て、1996年より中央大学経済学部教授に就任し、現在に至る。商学博士(大阪市立大学)。日本国際経済学会(元常任理事)、日本金融学会、日本貿易学会に所属。専門は、国際金融論、外国為替論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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