ソーシャルゲームのビジネスモデル―フリーミアムの経済分析

電子版価格
¥2,750
  • 電子版あり

ソーシャルゲームのビジネスモデル―フリーミアムの経済分析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326504060
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C3034

出版社内容情報

モバイルゲームに代表されるソーシャルゲームはわが国が世界に誇れるビジネスモデルを展開している。ソーシャルゲームが従来型ゲームを凌駕し成功したのはなぜか。本書は、情報通信産業としてのビジネスモデルの内容と特徴を経済学的に分析し、ビジネスチャンスをつかむことを考えている読者に成功へのヒントを与えるものである。

内容説明

フリーミアムとは、基本無料で多くのユーザを集め、その一部のユーザに課金するビジネスモデルで、いまやアプリをはじめ多くのネット上のサービスがフリーミアムである。基本無料のフリーミアムでどのように収益をあげていくのか。フリーミアムの最大の成功例であるソーシャルゲームを題材に、そのビジネスモデルを明らかにする。成功のカギはネットワーク効果と価格差別を巧みに組み合わせることである。

目次

序章 なぜソーシャルゲームか:情報産業の新しいビジネスモデル
第1章 ソーシャルゲームとは
第2章 ソーシャルゲームのビジネスモデルと競争構造
第3章 ビジネスモデルの実践
第4章 ソーシャルゲームになぜ課金するのか?
第5章 ソーシャルゲームは依存性・射幸性に頼ったビジネスモデルか?
第6章 ソーシャルゲームの国際競争力と政策的支援
第7章 ソーシャルゲーム的ビジネスモデルの採用例
補論 主要ソーシャルゲーム企業の歴史

著者等紹介

田中辰雄[タナカタツオ]
1957年、東京都に生まれる。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。国際大学グローバルコミュニケーションセンター研究員、コロンビア大学客員研究員を経て、慶應義塾大学経済学部准教授。専攻は計量経済学

山口真一[ヤマグチシンイチ]
1986年生まれ。2015年慶應義塾大学経済学研究科で博士号(経済学)取得。現在、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教/専任研究員。専攻は計量経済学。研究分野は、フリーミアム・モデル、ゲーム産業、ソーシャルメディア、ネット炎上、知的財産権等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こまち

6
数式使って定量化するほどのことではないぜw2015/09/21

でんか

5
かなりまじめに、ソーシャルゲームの経済について論じてある。キーワードは「フリーミアム」「ネットワーク効果」「価格差別」。少数の課金者ーとくに多額の課金者と、多数の無課金者からなるユーザ層。そこからどう誘導するか?新規参入はしやすいが、継続は難しい、確かに。ゲームの隆盛もまた、世の中の流れとともに変わっていくのだろう。ほかに、LINE・オークション等についても分析されている。日本人の手による本なので、日本特有の事象の分析などもあって興味深く拝読。2017/11/09

こまち

2
なんでも数式化すればいいわけじゃないよねw2017/02/24

1
ソシャゲについて、ビジネスモデル、ユーザー分析、歴史、将来予測、他業界との比較等のテーマを、統計的アプローチやケーススタディを用いて幅広く論じている。どんな要素が課金額に影響を及ぼすかという分析は興味深かったのと、特に印象的だったのは、エンタメにおけるKPIマネジメントの弱点を挙げ、ユーザーを楽しませることこそ本質といっていたところだった。2019/07/12

theぶ㌧

1
フリーミアムに関する議論は純粋に興味深かったし、これはサービス業だけでなく、消費財メーカー全般にも適用可能なのではと思った。それと同時に、歴史の浅さに対する産業の成熟速度、ビジネスの変化の大きさも改めて認識した。働く人は大変だぁ。2017/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9696628
  • ご注意事項

最近チェックした商品