出版社内容情報
モバイルゲームに代表されるソーシャルゲームはわが国が世界に誇れるビジネスモデルを展開している。ソーシャルゲームが従来型ゲームを凌駕し成功したのはなぜか。本書は、情報通信産業としてのビジネスモデルの内容と特徴を経済学的に分析し、ビジネスチャンスをつかむことを考えている読者に成功へのヒントを与えるものである。
内容説明
フリーミアムとは、基本無料で多くのユーザを集め、その一部のユーザに課金するビジネスモデルで、いまやアプリをはじめ多くのネット上のサービスがフリーミアムである。基本無料のフリーミアムでどのように収益をあげていくのか。フリーミアムの最大の成功例であるソーシャルゲームを題材に、そのビジネスモデルを明らかにする。成功のカギはネットワーク効果と価格差別を巧みに組み合わせることである。
目次
序章 なぜソーシャルゲームか:情報産業の新しいビジネスモデル
第1章 ソーシャルゲームとは
第2章 ソーシャルゲームのビジネスモデルと競争構造
第3章 ビジネスモデルの実践
第4章 ソーシャルゲームになぜ課金するのか?
第5章 ソーシャルゲームは依存性・射幸性に頼ったビジネスモデルか?
第6章 ソーシャルゲームの国際競争力と政策的支援
第7章 ソーシャルゲーム的ビジネスモデルの採用例
補論 主要ソーシャルゲーム企業の歴史
著者等紹介
田中辰雄[タナカタツオ]
1957年、東京都に生まれる。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。国際大学グローバルコミュニケーションセンター研究員、コロンビア大学客員研究員を経て、慶應義塾大学経済学部准教授。専攻は計量経済学
山口真一[ヤマグチシンイチ]
1986年生まれ。2015年慶應義塾大学経済学研究科で博士号(経済学)取得。現在、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教/専任研究員。専攻は計量経済学。研究分野は、フリーミアム・モデル、ゲーム産業、ソーシャルメディア、ネット炎上、知的財産権等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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