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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
37
昨年の経済学関連の本で、結構評判を読んだ2冊のうちの1冊です。あと1冊は神取先生のミクロ経済学の本です。日本のマクロ経済学関連の教科書を書かれている方が、父親と息子の対話ということでマクロ経済学の基本を教えてくれます。まあ対話形式で図や表なども多用してくれているので理解しやすいと思います。最後のほうで経済成長を論じるのは一番苦手、といっています。まさに真理だと私も感じました。2015/01/20
セイタ
4
再読!マクロ経済学を勉強し直すために読んだ!ただこの本はかなり数学的解説や式変形が難しく、読み流した部分が多々ある。ただ、数学的アプローチで現実を如何に把握できるかが一目瞭然となる。また、モデルと実際のデータを比較することも多く、見ていて面白い。2021/05/28
セイタ
4
マクロ経済学の教養書!学部で必修のIS-LMモデルが乗ってないかと思ったら、初っ端からネイピア数が乗っていた(笑)「難しいことを簡単にではなく、手を替え品を替え丁寧に!」をモットーに書かれた本であるが、無学のために理解が及ばないところが多々あり残念である。文章はだいたい理解できたが、計算式が三分の一くらいしかわからない。式変形がよくわからない。息子役がエイヤーといっぺんに式変形するのはやめてほしい。読むのは大変だったが、経済モデルを実際にデータに当てはめていく手順を見たのは初めてですためになった。2016/08/24
koji
4
齋藤先生は「原発危機の経済学」に続いて2冊目。週刊ダイヤモンド2014年ベスト経済書第4位。私は著者には学者の良心を感じ、たいへん尊敬しています。「はじめに」に、「息子に『一を聞いて十繰り返す』ような根気が必要であることを伝えたかった」と書いてあるとおり、微分、対数等を駆使した数式に苦しみながらも、読み終えました。今は十分な満足感を味わっています。私には、GDPの中身を解き明かしていく過程と、金利、株価、外為レートの関係が興味深かったですね。マクロ経済が時間のレールを走っていくスピード感を味わいました。2015/05/26
Mc6ρ助
3
実際にはほとんど中身を理解できていないが、新しい視点は得られたように思う。バブル後の失われた20年が実は90年代と2000年代では随分違うと言うことは、ある種驚き。著者のいう仮説を立てて検証することの重要性はわかるが、マクロ経済学はある種の分析結果は出せても、これから日本が進む方向を示すものではないと思うのは理解不足?2015/01/04