内容説明
人々は不確実性下の状況で、いかに意思決定をしているか、またすべきか。意思決定理論の世界的権威が、基礎となる原理から解き明かす。
目次
第1部 直観的な定義(研究の動機付けとなる例;自由意志と決定論 ほか)
第2部 行動的定義(ケース・スタディ;理論の役割 ほか)
第3部 代替的な行動的諸理論(ショケ期待効用;プロスペクト理論 ほか)
第4部 認知的起源(事例ベースの質的信念;頻度主義再論 ほか)
著者等紹介
川越敏司[カワゴエトシジ]
1970年和歌山県和歌山市生まれ。福島大学経済学部卒業、大阪市立大学大学院経済学研究科前期博士課程修了、博士(経済学)。埼玉大学経済学部社会環境設計学科助手等を経て、現在、公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
14
再挑戦です。ギルボアの意思決定理論入門は比較的すらすらと読めたのですがさすがに歯ごたえ十分です。1部と2部のケーススタディまではやっとのことでいきましたが、それ以降がやはり大変でした。しかし最初の時よりも理解できたと感じました。2014/10/02
KAZOO
11
ギルボアの本は前に「合理的選択」を読んだのですが、この本はかなり歯ごたえがある感じがしました。確かに大学院用の教材のようですし、「意思決定理論入門」のあとに読む本のようです。本音のところかなり読み飛ばしていて、もう一度意思決定理論入門を読んで再チャレンジしようかなあと思いました。2014/05/17
tishr
2
第1部で挫折。またいずれ挑戦したい。2014/06/24
葉
2
これを全部理解するのは厳しいかなと感じた。クレプスの2.3章の選択理論を横に広げた内容になっている。統計学の知識はあまりないので読むにあたって苦労した。個人的に140ページからが興味を持てた。マスコレルもしっかり復習しなければならないと感じた。公理については知らないものと忘れてしまっているものが多かった。ゲームを改良するより作る人に適していると思う。2014/06/17
かずや
1
一応読んだけど、訳者あとがきを最初にみとけばよかったと気づく。前提、予備知識がたりない自分。この理論が最先端であるのなら、理論に基づいた実世界での適用例、その結果をみてみたいとは思います。2015/02/01