内容説明
なぜ台湾は「中所得国の罠」に陥らないで「産業の高度化」を推進することができたのか。半導体・液晶・ノートパソコン産業、発展の秘密を探る。
目次
第1章 産業の高度化と技術のインキュベーター―工業技術研究院の役割(工業技術研究院の沿革;工業技術研究院の歴代院長 ほか)
第2章 新竹科学工業園区と産業集積―サイエンス・パークによる経済発展の“成長の極”(サイエンス・パークの概要;萌芽期(1980~1989年) ほか)
第3章 半導体産業の形成と発展(半導体産業の萌芽期から技術導入期;VLSI計画期 ほか)
第4章 液晶パネル産業におけるキャッチアップの形成過程―工業技術研究院の役割(萌芽期(1987~1996年)
発展期(1997~2000年) ほか)
第5章 ノートパソコン産業における台湾企業の役割―OEM・ODM企業群による“Made inChina by Taiwan”の様相(後発国の発展軌跡;台湾のパソコン産業の発展プロセス ほか)
著者等紹介
朝元照雄[アサモトテルオ]
1950年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程修了・博士(経済学)。株式日立製作所技術部主任・副参事、ハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター客員研究員を経て、九州産業大学経済学部教授、同大学院博士後期課程経済・ビジネス研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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