内容説明
いかにすればサブプライム・ローン問題に端を発した未曾有の世界金融・経済危機を克服できるのか。危機の構図と今後の対応、実体経済への影響と保護主義に焦点を当て、現状と課題、今後の展望について第一線の研究者が考察を試みる。
目次
第1部 世界金融危機の構図と今後の対応(金融グローバリゼーションと「カジノ資本主義」―サブプライム問題の歴史的位相;サブプライム危機とアメリカ経済;ヨーロッパの金融危機とユーロ;世界金融危機とアジアの通貨・金融協力 ほか)
第2部 実体経済への影響と保護主義(経済危機と国際貿易―保護主義の台頭と世界経済;世界経済危機と東アジアの貿易;金融、経済危機と新興国インド;経済危機下のASEAN統合の行方 ほか)
著者等紹介
馬田啓一[ウマダケイイチ]
1949年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、杏林大学総合政策学部教授
木村福成[キムラフクナリ]
1958年生まれ。東京大学法学部卒業。ウィスコンシン大学経済学部博士課程修了(ph.D.)。現在、慶應義塾大学経済学部教授。ERIAチーフエコノミスト
田中素香[タナカソコウ]
1945年生まれ。九州大学大学院経済学研究科修士課程修了。経済学博士。東北大学大学院経済学研究科教授を経て、現在、中央大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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