出版社内容情報
世界経済はグローバル化している。グローバル化は、自由貿易などの経済活動にとどまらず、社会、文化、技術、組織、法律など幅広い分野に及んでいるが、同時にこの広範な動きが経済活動に及ぼす影響も強まってきている。こうしたなかで、日本経済の直面する課題について特に東アジアとの関係から分析・検討することが本書の目的である。
内容説明
グローバル化する世界に対し日本はいかに立ち向かうか。幅広い視点から、成長する東アジアを中心とした世界経済と日本経済の関係について直面する課題を分析・検討する。
目次
グローバル化の課題とは何か
1 グローバル化を概観する(グローバリゼーション:ベネフィットとコスト・リスク)
2 グローバル化と日本・アジア(グローバル化と日本経済;中小企業のグローバル展開における課題と方向;戦後世界システムの変容と東アジア:歴史的展望;東アジアの高齢化とグローバル化;外国人政策の改革と東アジアの経済統合への貢献:製造業の「国内回帰」に関する分析と考察)
3 インフラが支えるグローバル化(グローバル化と国際取引環境整備;金融・商品市場が示唆するグローバル化の加速;ICTとグローバル化経済社会;グローバル・ロジスティクスの現状と課題:高等教育のグローバル化の動向)
著者等紹介
浦田秀次郎[ウラタシュウジロウ]
1950年、埼玉県に生まれる。スタンフォード大学経済学部大学院Ph.D.取得、ブルッキングズ研究所研究員、世界銀行エコノミストを経て、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。専攻、国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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