地域金融機関の経営行動―経済構造変化への対応

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地域金融機関の経営行動―経済構造変化への対応

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326503100
  • NDC分類 338.5
  • Cコード C3033

出版社内容情報

地域活性化のために重要な役割を持つ地域金融機関の経営環境と収益構造の変化、貸出行動の特徴、合併等に伴う行動の変化、企業との関係を分析する。

21世紀に入り、地域間(大都市圏と地方圏)の所得格差、あるいは道府県内における市町村の所得格差が拡大してきている。本書では、この格差をもたらした要因のひとつである企業活動、特に投資行動に強い影響を及ぼしている金融機関の貸出態度・行動を取り上げ、地域活性化のために果たす地域金融機関の役割を考察する。

序 章 本書の目的と構成
 1.地域経済と地域金融機関
 2.地域経済の現状と金融活動に関するマクロ分析
 3.地域金融機関経営のミクロ分析

   第Ⅰ部 地域経済と金融活動のマクロ分析

第1章 地域経済と所得格差
 1.所得格差の推移と分析
 2.地域間格差とその変化
 3.地域内格差とその変化

第2章 所得格差の特色と変動要因
 1.地域的な特徴
 2.所得格差の変動要因
 3.変動要因の実証分析

第3章 家計の金融貯蓄行動
 1.貯蓄のない世帯とその意味
 2.主要指標との関係
 3.中・高所得層の特徴
 4.金融貯蓄の変動要因

第4章 経済活動と金融機関行動
 1.民間投資率の変動要因
 2.金融機関行動の影響
 3.金融機関行動に関する実証的検討

   第Ⅱ部 地域金融機関経営のミクロ分析

第5章 地域金融機関の活動
 1.地域金融機関の存在と活動
 2.金融取引のタイプ
 3.業態別・地域別にみたシェアの変化
 4.金融機関を取り巻く環境の変化

第6章 利益構造と経営規模
 1.銀行の利益指標
 2.利益構造の変化
 3.経営規模と利益
 4.地域銀行の再編問題

第7章 地域銀行の貸出行動
 1.地域的な特徴
 2.県外貸出の特徴
 3.大都市向け貸出の特徴
 4.小口貸出と課題

第8章 信用金庫の営業地盤
 1.営業地盤分析の手法
 2.営業地盤とメッシュ・データ
 3.クラスター分析とその結果
 4.営業地盤と利益率

第9章 信用金庫の合併と規模の経済規模
 1.破綻処理と合併
 2.通常の合併とその特徴
 3.規模の拡大と課題
 4.地域金融機関と公的当局

終 章 環境変化への対応
 1.本書のまとめ
 2.金融機関経営の課題

参考文献
索引

内容説明

地域間・地域内の格差拡大に関連して、貸出行動を中心に金融の役割を考察。また、地域金融機関の収益構造や企業との関係の変化、貸出行動の特徴、合併の意義等を分析。

目次

本書の目的と構成
第1部 地域経済と金融活動のマクロ分析(地域経済と所得格差;所得格差の特色と変動要因;家計の金融貯蓄行動;経済活動と金融機関行動)
第2部 地域金融機関経営のミクロ分析(地域金融機関の活動;利益構造と経営規模;地域銀行の貸出行動;信用金庫の営業地盤;信用金庫の合併と経営規模)
環境変化への対応

著者等紹介

堀江康煕[ホリエヤスヒロ]
1946年福井県生まれ。1969年東京大学経済学部卒業。博士(経済学)。日本銀行を経て、九州大学大学院経済学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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