近代経済成長を求めて―開発経済学への招待

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近代経済成長を求めて―開発経済学への招待

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326502967
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3033

出版社内容情報

発展途上国はいかにして豊かな果実を得ることができるのか。途上国を成長に導くサイモン・クズネッツの「近代経済成長」の概念をもとに途上国の経済発展を考える。

経済発展の価値を認め、開発政策や援助政策によってそれに働きかけようという立場から考えると、常に経済発展・成長・開発とは何かという根本的な問題に突き当たる。学術的な疑問としてではなく、より具体的・現実的な政策課題を扱う場合にも、経済発展とは何かという問題に対する何らかの回答なくしてまともな回答は得られない。本書は壮大な歴史的展開の中にその回答を導き出す試みである。


はしがき

序 章 「近代経済成長」を求めて
 第1節 経済発展とは何か?
 第2節 近代経済成長とは何か
 第3節 経済成長の原動力
 第4節 日本の近代経済成長
 第5節 世界の貧困

第1章 近代経済成長の到達点
 第1節 近代経済成長の実現
 第2節 アジアの成長
 第3節 ラテン・アメリカの失敗
 第4節 アフリカの成長あるいはその失敗

第2章 経済成長の原動力
 第1節 何が経済発展をもたらすか
 第2節 経済成長の理論とその展開
 第3節 途上国の経済成長

第3章 経済発展と国際貿易・直接投資
 第1節 技術革新のチャネル
 第2節 経済成長と輸出
 第3節 一次産品輸出と長期的交易条件の悪化
 第4節 輸出主導型工業化
 第5節 雁行形態型発展による工業化の連鎖
 第6節 直接投資の役割

第4章 人間開発と人間投資
 第1節 近代経済成長と人間投資
 第2節 人口の罠,人間投資,人口動態と経済成長
 第3節 教育と経済発展

第5章 構造調整とガバナンス
 第1節 構造調整政策
 第2節 ガバナンス

第6章 貧困削減と国際開発援助
 第1節 貧困削減
 第2節 国際開発援助

終 章 近代経済成長を求めるということ
 第1節 なぜ経済発展を求めるのか
 第2節 日本の経験
 第3節 後発国の経済発展:キャッチアップと技術導入
 第4節 国民の共通意志:キャッチアップに邁進する日本
 第5節 グローバリゼーションと近代経済成長
 第6節 近代経済成長の実現

参考文献
あとがき
索  引

内容説明

発展途上国はいかにして豊かな果実を得ることができるのだろうか。サイモン・クズネッツの「近代経済成長」の考え方をもとに途上国の発展を考える。

目次

序章 「近代経済成長」を求めて
第1章 近代経済成長の到達点
第2章 経済成長の原動力
第3章 経済発展と国際貿易・直接投資
第4章 人間開発と人間投資
第5章 構造調整とガバナンス
第6章 貧困削減と国際開発援助
終章 近代経済成長を求めるということ

著者等紹介

浅沼信爾[アサヌマシンジ]
1961年一橋大学経済学部卒業。1961年(株)東京銀行。1964年世界銀行エコノミスト。クーンロープ投資銀行(現リーマンブラザーズ)極東代表事務所代表、世界銀行計画・予算局長、同アジア第1局局長、S.G.ウォーバーグ(現UBS銀行)取締役兼ウォーバーグ証券東京支店長、千葉工業大学教授、一橋大学教授を経て、一橋大学国際・公共政策大学院(アジア公共政策プログラム)客員教授および国際協力機構(JICA)客員専門員。専門は開発経済学、国際金融、アジア経済

小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1972年慶應義塾大学経済学部卒業。1974年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。財団法人国際開発センター主任研究員を経て、静岡県立大学国際関係学部教授。専門は開発経済学、国際経済学、日本経済論、アジア経済論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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