出版社内容情報
研究開発投資にマクロ経済的視点から焦点を当て、さらにミクロ経済の理論的成果をマクロ経済分析に取り入れる試みを行う。
研究開発投資によりもたらされる技術革新が経済発展の根源的要素であるというシュンペーターの認識に基づき、「マクロ経済構造が研究開発投資構造を規定する要因の一つを形成する」という一つの仮説を立て、多様なマクロ経済構造の中で研究開発投資を促進するためのいくつかの理論的研究を行う。
序章 マクロ経済構造と研究開発投資：第1部への序
第1部 研究開発投資期間の長さに関するマクロ経済分析
第1章 不確実性下における多段階的意思決定モデル
第2章 不確実性と社会的費用を含む多段階的意思決定モデル
第3章 研究開発に関する知識の蓄積が要求される多段階的意思決定モデル
第2部 ミクロ的研究開発投資理論のマクロ経済分析への応用の試み
第2部への序文
第4章 研究開発を促進するための経済構造分析
第5章 研究開発投資の構造と市場不確実性
第6章 周期的研究開発投資を含むマクロ経済モデル
あとがき
参考文献
事項索引
人名索引
目次
第１部 研究開発投資期間の長さに関するマクロ経済分析（不確実性下における多段階的意思決定モデル；不確実性と社会的費用を含む多段階的意思決定モデル；研究開発に関する知識の蓄積が要求される多段階的意思決定モデル）
第２部 ミクロ的研究開発投資理論のマクロ経済分析への応用の試み―ミクロ経済分析とマクロ経済分析の接点を求めて（研究開発を促進するための経済構造分析―Ｒｅｉｎｇａｎｕｍモデルのマクロ経済分析への応用の試み；研究開発投資の構造と市場不確実性―ＬｏｕｒｙモデルおよびＬｅｅ ａｎｄ Ｗｉｌｄｅモデルのマクロ経済分析への応用の試み；周期的研究開発投資を含むマクロ経済モデル―Ｆｅｉｃｈｔｉｎｇｅｒ ａｎｄ Ｓｏｒｇｅｒモデルのマクロ経済分析への応用の試み）
著者等紹介
秋本耕二［アキモトコウジ］
１９５５年島根県生まれ。１９７９年九州大学農学部卒業。１９８１年九州大学大学院農学研究科修士課程修了。１９８６年九州大学大学院経済学研究科博士課程修了。久留米大学経済学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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