出版社内容情報
『ゲーム理論の新展開』に続くゲーム理論の最新の研究成果。応用研究の現状と可能性を幅広い読者にコンパクトに解説する。
ゲーム理論の研究は厳密な論理に基づく精綴なモデル分析に沿って行われるため理論の抽象度が高い。ゆえにその健全な発展のためには現実問題への応用が必要不可欠である。本書は、オークション・技術開発競争・交渉・国際政治経済学(貿易・環境・外交交渉等)でいかに応用されているかを概説する。
関連書:同編著者 『ゲーム理論の新展開』(小社刊)
第1章 オークション理論:生きた理論を目指して
第2章 混合寡占市場の分析とゲーム理論
第3章 スピルオーバーと技術開発競争
第4章 2人交渉ゲーム:非協力ゲームアプローチによる定式化について
第5章 自由貿易協定ネットワークゲーム
第6章 地球温暖化問題における効率・衡平・交渉
第7章 環境経済学への応用:国際環境協定とその設計
第8章 国際協定遵守問題のゲーム理論的分析:
多元化した国際システムの軍備管理協定の事例
第9章 データ検証問題とゲーム理論:核不拡散条約の事例
索引
内容説明
『ゲーム理論の新展開』に続くゲーム理論の最新の研究成果。応用研究の現状と可能性をオークション・寡占市場・技術開発競争・交渉・国際政治経済学(貿易・環境・国際協定・核査察等)でいかに応用されているかを中心に幅広い読者にコンパクトに解説する。
目次
第1章 オークション理論:生きた理論を目指して
第2章 混合寡占市場の分析とゲーム理論
第3章 スピルオーバーと技術開発競争
第4章 2人交渉ゲーム:非協力ゲームアプローチによる定式化について
第5章 自由貿易協定ネットワークゲーム
第6章 地球温暖化問題における効率・衡平・交渉
第7章 環境経済学への応用:国際環境協定とその設計
第8章 国際協定遵守問題のゲーム理論的分析:多元化した国際システムの軍備管理協定の事例
第9章 データ検証問題とゲーム理論:核不拡散条約の事例
著者等紹介
今井晴雄[イマイハルオ]
スタンフォード大学にてPh.D.取得。南カリフォルニア大学経済学科講師、助教授を経て、京都大学経済研究所教授
岡田章[オカダアキラ]
東京工業大学理学部卒業。同大学大学院総合理工学研究科博士課程修了。東京工業大学理学部助手、埼玉大学大学院政策科学研究科助教授、京都大学経済研究所助教授、教授を経て、一橋大学大学院経済学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。