出版社内容情報
地方分権にとって必要不可欠な分権的財政制度とそのもとでの意思決定プロセスおよびその結果としての公的な資源配分を公共選択のモデルに基づいた実証的研究でサーベイする。
【目次】
第Ⅰ部 公共財と公共選択
1 公共財の理論と公共選択
2 公共財への需要と集合的選択
第Ⅱ部 公共財の需要サイド
3 公共財の集合的選択と配分効率性
4 集合的選択と公共財需要関数(Ⅰ)
5 集合的選択と公共財需要関数(Ⅱ)
6 公共財の需要分析と地方税
7 公共財の需要分析と補助金
8 公共選択と足による投票
第Ⅲ部 公共財の供給サイド
9 公共財の供給サイドと官僚モデル
10 財政分権化と地方政府のリヴァイアサン・モデル
11 公共財の供給サイドと生産効率性
12 需要サイドと供給サイドの結合
補論 日本における公共財需要関数の推定
参考文献
索引
内容説明
本書は、地方財政、とりわけ公共財・サービスの配分をめぐる政治と経済の関わりを欧米の豊富な研究事例をふまえて論じ、日本が目指すべき地方分権改革を考える。
目次
第1部 公共財と公共選択(公共財の理論と公共選択;公共財への需要と集合的選択)
第2部 公共財の需要サイド(公共財の集合的選択と配分効率性;集合的選択と公共財需要関数;公共財の需要分析と地方税 ほか)
第3部 公共財の供給サイド(公共財の供給サイドと官僚モデル;財政分権化と地方政府のリヴァイアサン・モデル;公共財の供給サイドと生産効率性 ほか)