出版社内容情報
モータリゼーションの進展は、公共交通機関の都市交通市場を自動車中心の交通体系に変化させた。しかし、その外部性に起因する様々な社会問題の発生から、自動車中心の交通体系が抱える弊害が認識されると、これらの問題を改善する方法として再び、都市鉄道の整備に関心が集まるようになった。
本書は、自動車交通との競合に直面した都市鉄道全般の整備に対する費用負担の配分を自動車交通を含めた都市交通システム全体を対象とする次善の問題として定義するとともに、また従来の料金規制政策について言及し、都市交通状況を評価する。
【目次】
第1章 現代の都市鉄道整備を巡る問題
第2章 都市鉄道に対する料金形成理論
第3章 都市鉄道整備に関する事業制度
第4章 自動車交通との競合を考慮した都市鉄道の次善料金形成問題
第5章 交通ネットワーク均衡を制約する次善料金形成問題の計算手法
第6章 都市鉄道整備費用の最適負担分析
第7章 温室効果ガスの排出抑制を考慮した最適都市交通政策分析
索引
目次
第1章 現代の都市鉄道整備を巡る問題
第2章 都市鉄道に対する料金形成理論
第3章 都市鉄道整備に関する事業制度
第4章 自動車交通との競合を考慮した都市鉄道の次善料金形成問題
第5章 交通ネットワーク均衡を制約とする次善料金形成問題の計算手法
第6章 都市鉄道整備費用の最適負担分析
第7章 温室効果ガスの排出抑制を考慮した最適都市交通政策分析
著者等紹介
鈴木崇児[スズキタカジ]
1969年愛知県名古屋市に生まれる。1994年岐阜大学大学院工学研究科修士課程修了。同年岐阜大学工学部助手。1998年中京大学経済学部専任講師。2000年博士(工学)岐阜大学取得。同年中京大学経済学部助教授
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