出版社内容情報
中世イングランドの地方都市,レスターの経済を検証する。新たに誕生した商工業者層が都市経済の発展に寄与していく様をあとづける。
【目 次】
はしがき
第1章 12、13世紀レスターの都市構造
第1節 レスター俯瞰図
第2節 自治都市としての諸属性
第3節 商工業運営の枠組としてのマーチャント・ギルド
第4節 商工業運営の軌道
第2章 14、15世紀レスターの都市構造
第1節 人口と黒死病
第2節 領主支配と都市運営機構の変貌
第3節 諸産業の動向
第3章 16、17世紀における市政運営と都市経済
第1節 富の集中と寡頭制の進展
第2節 貧困者の増大と貧困対策
第3節 経済政策の閉鎖性
第4節 課税負担の増大と市民層の不満
索 引
内容説明
本書は、イングランド中部レスターシァのほぼ中央部にあり、そしてその州都でもあるレスターをとりあげ、「12、13世紀レスターの都市構造」、「14、15世紀レスターの都市構造」、「16、17世紀における市政運営と都市経済」という三つの章構成のもとに、レスターがそれぞれの時期において提示する都市経済の在り方・特徴を明らかにすることを試みたものである。
目次
第1章 12、13世紀レスターの都市構造(レスター俯瞰図;自治都市としての諸属性;商工業運営の枠組としてのマーチャント・ギルド;商工業運営の軌道)
第2章 14、15世紀レスターの都市構造(人口と黒死病;領主支配と都市運営機構の変貌;諸産業の動向)
第3章 16、17世紀における市政運営と都市経済(富の集中と寡頭制の進展;貧困者の増大と貧困対策;経済政策の閉鎖性;課税負担の増大と市民層の不満)