リスクの立憲主義―権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ

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リスクの立憲主義―権力を縛るだけでなく、生かす憲法へ

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326451173
  • NDC分類 323.01
  • Cコード C3032

出版社内容情報

憲法とは政治的リスクを規制・管理する装置である。予防に偏ることなく、権力の最適なパフォーマンスを引き出す憲法ルールのデザインへ。

意思決定理論の知見をもとに憲法ルールの最適なデザインの基礎を探究する。アメリカ憲法史の豊富な例から、過度の予防原則がかえって政治的リスクを増大させる可能性を冷徹に分析。権力を縛るだけでなく、そのパフォーマンスを生かす立憲主義が構想される。

内容説明

「暴走する権力」と「決められない政治」のあいだで―。憲法は政治的リスクを管理する装置である。予防に偏ることなく、権力の最適なパフォーマンスを引き出す憲法デザインへ。

目次

イントロダクション
第1部 理論(予防的立憲主義;最適化立憲主義―成熟した立場)
第2部 応用(起草者の自己破壊的予防策;不偏性のリスク―自身の事件の判断;熟慮のリスク―セカンド・オピニオン;専門知のリスク―政治的な行政と専門家の集団思考;結論)

著者等紹介

ヴァーミュール,エイドリアン[ヴァーミュール,エイドリアン] [Vermeule,Adrian]
1968年、アメリカ生まれ。1990年にハーバード・カレッジ、1993年にハーバード大学ロースクールを卒業。1994年からアントニン・スカリア連邦最高裁判事のクラークなどを務めた後、1998年からシカゴ大学ロースクールにて教鞭をとる。2006年にハーバード大学ロースクール教授(公法担当)に就任。アメリカ憲法学における「制度論的転回」の主導者であり、統治システム各部門の能力に応じた権限配分を強調する。特に不確実性下の判断に関する司法の能力に懐疑的であり、司法審査に消極的な姿勢をとる論客として知られている。『リスクの立憲主義』(THE CONSTITUTION OF RISK,Cambridge University Press,2014)が初の日本語訳である。ほか、共著書、および多数の論文がある

吉良貴之[キラタカユキ]
1979年高知市生まれ。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。日本学術振興会特別研究員などを経て、宇都宮共和大学専任講師。法哲学専攻。主な研究テーマは世代間正義論、法の時間論、法と科学技術、およびそれらの公法上の含意について(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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小鈴

17
プロ向け。アメリカの憲法を踏まえて語るので細かいところを追うのはキツかったが言いたいことは概ね納得。不確実なリスクに対処するために安全よりの措置をとる予防原則(precautionary principle)。憲法は予防原則的観点から構成されるが、その予防原則ばかり配慮していると異なる諸リスクにさらされる。あらゆるリスクに配慮して最適化を図ろうということなのだろう。リスクがどのような形で現れてくるのかの事例に面白さがあり、専門知のリスクは興味深かった。コロナの専門家委員会を分析して欲しいですね。2020/04/18

わんぱら

1
ざっとしか読んでないが、直接功利主義から言えることだけを言いました、という印象。つまらない。もちろん間接功利主義の発想もあるんだけど、間接功利主義における判断規則の体系は検討の対象外になっているので、しょうもなさすぎる。理論的には浅いんだからそこが勝負だろ。前半の論敵である予防的立憲主義も藁人形感がすごい。 全てを考慮して決めろとか赤ちゃんレベルの発想。無理を要求するのは何も要求しないのと同じ。 法学者の仕事は、その考慮要素をいかに限定すれば、現実に使えてかつ正当な結果を生み出せるかの探究だとおもう。2020/06/02

宇宙人

0
憲法学者は権力を縛ることだけしか考えていないと思っていたが、意外だった。2020/02/06

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