内容説明
国法協の運動は平和、人権、正義といった人間にとって根源的な価値の実現をめざす世界の民主的法律家の国際連帯の自覚をふまえた組織形成活動の一環であるのみならず、日本の平和、人権運動の一環として展開された戦後日本における民主的法律家運動の一形態である。30年の紆余曲折の足跡は将来の運動に示唆を与えるであろう。この本は創立30周年の記念集会にむけて、会員からの自由な寄稿による文集の刊行を理事会は企画した。主観的な随想も心情的な回想も秘話も懐疑も、何を選ばれようが執筆者の意のままにというたてまえで編集された。
目次
第1部 創立のころ―回想の国際会議
第2部 反核・平和・人権の旗をかかげて
第3部 国際交流活動に学ぶ
第4部 回想の群像
第5部 私たちの提言