出版社内容情報
経済を左右する信用の問題へ――。これまで施されてきた対処に潜む構造的な弱点を明らかにし、現代世界が陥った袋小路を見通す。
信用の問題へのわれわれの「現在の経済の仕組み」という対処は18世紀来のものである。しかし社会人類学的レヴェルの対処を克服したギリシャ・ローマを土台としながらも、大きく修正している。この見通しに沿って現代的対処とその破綻を分析すると、1970年代以降台頭し現代世界を破局に追い込んでいる要因が見えてくる。
【目次】
はしがき
序
第I部 信用の問題、およびこれへの前提的対処
Ⅰ 社会人類学的レヴェルの対処を理解するために置かれる作業仮設
Ⅱ 貨幣
Ⅲ 市場
第Ⅱ部 古典的対処
Ⅳ 政治システム
Ⅴ デモクラシー
Ⅵ 法
Ⅶ 契約
Ⅷ 所有権
第Ⅲ部 現代的対処とその問題点
Ⅸ 古典的対処受容の概況
Ⅹ Adam Smithの自足的変換点
ⅩⅠ David Ricardoの変換結節体
ⅩⅡ 通常財の市場
ⅩⅢ 土地およびこれに附従する物の市場
ⅩⅣ 労働市場
ⅩⅤ 現代的対処における信用の基本形態
ⅩⅥ 現代的対処における信用の基本形態Ⅱ
ⅩⅦ 貨幣および国家財政
ⅩⅧ D-R体の保全および現代的対処における信用の基本形態Ⅲ
ⅩⅨ 主体の透明化
ⅩⅩ Walras市場
ⅩⅩⅠ Keynesギャップ
ⅩⅩⅡ 少々不細工な到達点
ⅩⅩⅢ 信用の閉塞、退行
第Ⅳ部 結論
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