出版社内容情報
各国の納税者権利保障法の理論・立法を詳細に検討、それに基づくモデルを提唱する。わが国の権利保障の制度化に大いに示唆を与える。
各国の納税者権利保障法の理論・立法を詳細に検討、それに基づくモデル(憲章)を提唱する。国際的に共通しうる理論とそれに基づくモデルを提示する本書は、権利保障の制度化すら出来るに至っていない日本での権利保障法実現の共通土台をつくり目指すうえで大きな意義を有する。
【原著】Duncan Bentley, Taxpayers Rights: Theory Origin and Implementation (Kluwer Law International, 2007)
内容説明
グローバルな視点からの詳細な検討に基づき標準的な納税者の権利モデルを提唱する。
目次
第1章 序論
第2章 「権利モデル」の根拠
第3章 原則と解釈
第4章 納税者の権利の文脈と分類
第5章 権利の強制
第6章 第1次的な法的権利の分析
第7章 税務行政と行政上の憲章
第8章 第2次的な立法上の権利および行政上の権利の分析
第9章 納税者の権利モデル
第10章 結論