共生の作法―会話としての正義 (増補新装版)

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共生の作法―会話としての正義 (増補新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 320p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326403905
  • NDC分類 158
  • Cコード C3032

出版社内容情報

なぜ、エゴイストであってはいけないのか? この素朴な問いかけの根源性を自覚し、正義の探究は始まった。35年を経て増補版刊行! 

「現代日本社会のなかでの正義を原寸大の姿において問いなおし、異質な自律的人格の共生という社交体の理念を求めて「会話としての正義」の構想を提示する、現代自由学芸の騎士による挑戦の書」として若き日の著者のもとで誕生し、サントリー学芸賞を受賞した本書。35年後の増補論考を加え、いまあらためて「正義」に向き合う。

内容説明

現代日本社会が戯画化した「正義」を原寸大の姿において問いなおし、「我々」と「彼ら」が共生する「社交体」の作法を求めて「会話としての正義」の構想を提示する。「現代自由学芸の騎士による挑戦の書」として若き日の著者のもとで誕生し、1986年にサントリー学芸賞を受賞した本書。35年後の増補論考を加え、いまあらためて「正義」に向き合う。

目次

第1章 正義論は可能か
第2章 エゴイズム―倫理における個と普遍
第3章 現代正義論展望
第4章 リベラリズムと国家―社会契約説の可能性と限界
第5章 会話としての正義―リベラリズム再考
増補 三五年後の「共生の作法」―私の法哲学的原点へ

著者等紹介

井上達夫[イノウエタツオ]
1954年、大阪生まれ。東京大学法学部卒業後、東京大学助手、千葉大学助教授を経て、1991年東京大学大学院法学政治学研究科助教授、1995年より2020年3月まで同教授。現在、東京大学名誉教授。主な著作に、『法という企て』(東京大学出版会、2003年、和辻哲郎文化賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

15
当然のことだし誰もが知っている筈なのに忘れられがちな「唯一絶対の正義など存在しないしそれには無数の姿形がある」ということ。何故かホモサピエンスならば当然できるべきだと洗脳されているけれど、価値基準も判断基準も異なる他者の群れと共生するなど本来至難の業だと理解した上で、それでもそのためにどうしたらいいのかを考え続けなければならない。ノンポリなので他者が左右どちらの思想を抱いていても特に興味はないのですが、御自身のその思想が絶対の正義であり社会全体で共有すべく啓蒙しなければならないみたいな考えの方は嫌いです。2023/02/07

nranjen

4
35年後に再刊ということで再開したばかりの図書館の新着棚で発見した本。正義なんて今までちゃんと考えたことがなかったが、この本の追加部分にも書かれているように、直近のアメリカのいざこざを例にとっても重要な概念であることに気づく。価値観や意見を異にする他者との共存する社会とは、互いにとっての正義を問い、会話していく中ではぐくまれるもの、というのがこの本の主旨であると私は捉えた。エゴイズムが実は正義の議論の基本になっている(ディケーの弁明)リベラリズムとは、など読み応え満載。暑さが過ぎ去り返す前に読めて良かった2021/08/09

転天堂

0
なんとなく読み始めたが、あまり得意でない分野のため思いの外てこずってしまった。増補版でトランプ政権に触れているが、その後のウクライナ侵攻、ガザ攻撃などに向けてもリベラリズムのあり方を追求する努力をし続けなくてはならないと感じた。 そういえば高校時代、ナショナリズムのあり方について友人と論じていた時に相対主義について初めて言及された記憶があるのだが、その相対主義にも細かい分類があること、価値相対主義が独断的絶対主義と変わらない、という指摘は興味深い。2024/04/08

TM

0
井上達夫哲学の原点。価値相対主義を糾弾し,「正義」についての誤解を解き,再考を促す。言い回しが若干難解だし,哲学的な前提知識がないと理解できない部分も相応にあるが,一読の価値はあると思う。価値相対主義に対して違和感を有している人は読んでみていいと思います。2021/05/09

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