契約責任の多元的制御

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契約責任の多元的制御

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326403462
  • NDC分類 324.52
  • Cコード C3032

出版社内容情報

契約責任の根幹にかかわる伝統的理論に挑戦し、その問題点を指摘しつつ、新しい視点と新しい理論構成の可能性を示す。



【主な目次】第1章 契約法学における多元主義的理論の発展/第2章 契約責任の帰責原理/第3章 損害賠償法における予見可能性法理の正当化/第4章 損害賠償額算定の理論と規範/第5章 契約責任の多元的制御

内容説明

多元主義の立場から契約責任の基本論点に挑戦。アメリカ契約法との比較を手掛かりに、契約法理論の新しい発展の可能性を展望。

目次

第1章 契約法学における多元主義的理論の発展(契約法理論の還元主義的傾向とその克服;アメリカ契約法学の動向;多元主義的方法と伝統的論点における新しい発展)
第2章 契約責任の帰責と過失の再評価(帰責事由論と制御要素;契約責任の多元的な帰責原理―アメリカ契約法におけるpacta sunt servandaと過失;倫理的評価に支えられた契約責任)
第3章 損害賠償法における予見可能性の基礎付け(賠償されるべき損害の範囲と「予見可能性」―そこに働く諸法理の可能性;予見可能性法理の理解の可能性―アメリカ契約法学における多彩なアプローチ;民法416条の「予見可能性」の多元的正当化)
第4章 損害賠償額算定の理論と規範(契約責任と賠償されるべき損害額の算定;アメリカ契約法における賠償されるべき損害の金銭的評価;損害賠償額算定と実体法規範)
第5章 契約責任の新しい制御(アメリカ法の比較法的な検討成果;契約責任の帰責と過失;賠償されるべき損害の範囲の多元的正当化;損害賠償額の算定に関する実体法規範のあり方)

著者等紹介

笠井修[カサイオサム]
1957年長野県に生まれる。1979年中央大学法学部卒業。中央大学法科大学院教授。博士(法学)(一橋大学)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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