出版社内容情報
森・川・海にはそれぞれ森林法、河川法、海岸法といった法があるが、海の自然環境保全を図るには、海に至る水流の過程を視野に入れた総合的管理が必須である。本書では人の活動に対する沿岸域の環境保護を主要なテーマとして、森?川?海岸へとつながる空間を沿岸域の範囲に取り込み、沿岸域「総合」管理の法制度を探求することを目指す。
内容説明
森‐川‐海へとつながる空間を沿岸域として、人の活動から沿岸域の環境を保護するため、「総合的管理」の法制度を探究する。
目次
序章 沿岸域管理法制とはなにか
第1章 公物法の基礎
第2章 森林に関する法制度
第3章 河川法の歴史と仕組み
第4章 沿岸法制の歴史と仕組み
第5章 海の開発と環境問題
第6章 地先水面の利用と規律
第7章 海洋基本法の制定
第8章 森・川・海の災害防御の法制度
終章 沿岸海域の管理と沿岸域総合管理法のあり方
著者等紹介
三浦大介[ミウラダイスケ]
1967年生。1995年成城大学大学院法学研究科博士課程前期修了。1997年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程中退。現在、神奈川大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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