内容説明
多数意見の変遷、補足意見・反対意見・下級審判例等が織りなすダイナミックな相互関係から明らかになる憲法判例の全体像。
目次
第1章 視点の設定(本書の課題;研究の方法;本研究の意義)
第2章 最近の憲法裁判所導入論議について―一つの整理(憲法裁判所導入にコミットする立場;憲法裁判所導入に批判的な立場;おわりに)
第3章 プライバシーの権利をめぐる司法消極主義と積極主義―公機関による侵害に焦点を当てて(消極主義のアプローチ;積極主義のアプローチ;おわりに)
第4章 非嫡出子相続差別をめぐる司法消極主義と積極主義
第5章 君が代斉唱をめぐる司法消極主義と積極主義―外部的行為の強制と教員の思想・良心の自由
著者等紹介
中谷実[ナカタニミノル]
1946年生まれる。1974年大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、南山大学法務研究科教授。博士(法学・大阪大学)。滋賀大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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