内容説明
調布駅南口事件、西武新宿線の痴漢事件、巨乳タレント事件など著名な逆転無罪判決を言い渡してきた著者。自身の携わった事件とその経験から、刑事裁判と事実認定を具体的に伝える。収録した20事件中13件が初紹介。裁判員裁判が始まり、だれもが人を裁く時代になった。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判にこそ必要な1冊である。
目次
1 刑事裁判へのメッセージ(えん罪を防ぐ審理のあり方―第1審の手続にそって;控訴審における審理のあり方―事後審でえん罪を防ぐには;刑事裁判の魅力)
2 逆転無罪の事実認定(偽証発覚事件(平成20年6月11日)
携帯電話決め手事件(平成18年10月25日/平成19年6月25日)
ソープ嬢覚せい剤自己使用事件(平成14年7月15日)
巨乳被告人事件(平成20年3月3日) ほか)
著者等紹介
原田國男[ハラダクニオ]
1945年生まれ。1967年東京大学法学部卒業。博士(法学、慶應義塾大学)。1969年裁判官任官以後、東京地方裁判所、東京高等裁判所、最高裁判所(調査官)等で勤務し、水戸家庭裁判所、同地方裁判所各所長、東京高等裁判所部総括判事を経て、2010年より慶應義塾大学法科大学院客員教授(専任)、弁護士(第一東京弁護士会所属)。検察の在り方検討会議委員(2010~2011年)、最高検察庁検察運営全般に関する参与会及び最高検察庁監察指導部の参与委嘱(2011年より)等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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