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個人情報保護法の理念と現代的課題―プライバシー権の歴史と国際的視点

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  • サイズ A5判/ページ数 582p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326402458
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

英米との比較を通じたプライバシー権の歴史的検討と個人情報をめぐる現在の国際水準という巨視的視点から、日本の個人情報保護法を丹念に検証する本格的研究書。

多くの社会的関心を集めながらも理解や運用が必ずしも望ましい状態にはない日本の個人情報保護法は、他の先進諸国に比べ20年以上も遅れている。本書は比較法的・歴史的研究に基づくプライバシー権の基礎的理解から説き起こし、国際的視点から日本の法制とその立法過程の検証を通じて、個人情報保護法の体系的理解と問題の解決をめざす。

[関連書] 新保史生 『プライバシーの権利の生成と展開』 (成文堂)

内容説明

英米との比較を通じた歴史的・基礎的検討と現在の国際水準という巨視的視点に立ちながら、原資料を猟歩し、丹念に分析したプライバシー・個人情報保護法研究の金字塔。

目次

個人情報保護法の理念型と日本における各界の認識
第1部 プライバシー権の提唱と判例法的展開(プライバシー権の提唱とその背景;イギリスの判例法とプライバシー;アメリカの判例法とプライバシー;日本におけるプライバシー・個人情報をめぐる判例の展開;考察)
第2部 現代的プライバシー権の議論と国際的動向(現代的プライバシー権の議論;プライバシー保護の国際水準;考察)
第3部 個人情報保護法制の実現・展開(イギリスのデータ保護法とその運用状況;アメリカのプライバシー保護諸法;日本における個人情報保護法制の実現・展開;行政機関個人情報保護法の概要;考察)
個人情報保護法の理念と将来展望

著者等紹介

石井夏生利[イシイカオリ]
1974年神戸市に生まれる。2007年中央大学大学院法学研究科国際企業関係法専攻博士後期課程修了、博士(法学)。2004年11月以降、情報セキュリティ大学院大学助手・助教を経て、現在、情報セキュリティ大学院大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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サミュエル・D・ウォーレンとルイス・D・ブランダイスのプライバシーの権利から話が始まっている。日本でプライバシーと言えば、よく芸能人の問題があり、それについても、ジャニーズ・ゴールド・マップ事件やジャニーズおっかけマップ・スペシャル事件などを取り上げている。EUなどの外国の現状についても事例を取り上げている。法学は慣れていないとよくわからない。2015/02/09

riow1983

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英米日各国の個人情報保護法制の成立過程についてのまとめ。人に知られたくない権利としての伝統的プライバシー権が財産権から独立を始め、自己情報コントロール権たる現代的プライバシー権が途中参加、保護を勘弁にするために再び財産権と結合させる発想も途中で生まれたものの、やはりそれは本末転倒、人格権としてのプライバシー権こそ本流であると結論づけた。なお、日本においては個人情報保護法と行政機関個人情報保護法が成立したが欧米と比して充分な保障があるとは言い難い。まず本人による本人情報開示請求権が認められていない。次に独立2012/12/24

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