出版社内容情報
日系アメリカ人の再審請求運動の過程を,参与観察と深層面接の手法によって調査し,法社会学的視点から分析する。詳細な追求をもとに,法による社会変革の可能性を探る。
【目 次】
はしがき
第1章 日系人差別に対する法的運動
第2章 再審請求運動を担った主体
第3章 コラム・ノービス再審請求運動
第4章 運動参加の動機
― 歴史の形成に参加する ―
第5章 法社会学におけるシンボリズム
第6章 再審請求運動と逸脱理論
第7章 法を手段とする社会変革は可能か
注
附録1 調査の方法について
附録2 年表
附録3 インタビュー・リスト
附録4 ヒラバヤシ事件控訴審判決
参照文献
あとがき
索 引
内容説明
日系人は、第2次大戦中、強制収容という未曾有の体験を強いられ、その後遺症に戦後40年以上も苦しんできた。この状況に対して、日系人自身が果敢に取り組んだ好例が、「コラム・ノービス再審請求運動」と名づけた法的な運動である。本書は、この「法運動」もしくは一般的には裁判闘争と称されるもの、または、「コーズ・ローヤリング(cause lawyering)」と呼ばれる弁護士の活動の範疇に属する一つの具体的な法的な運動を調査し、その分析を通して、法社会学的考察を試みた。
目次
第1章 日系人差別に対する法的運動
第2章 再審請求運動を担った主体
第3章 コラム・ノービス再審請求運動
第4章 運動参加の動機
第5章 法社会学におけるシンボリズム
第6章 再審請求運動と逸脱理論
第7章 法を手段とする社会変革は可能か
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