内容説明
本書は、消費者問題の現状を正しく認識したうえで、消費者問題を解決するための糸口を発見するために、日本と西独の「消費者問題と法制度」を素材にして行われた「消費者問題に関する総合研究」をまとめたものである。本書は、第1部で日本の消費者問題と法制度について検討しており、第2部で西独の消費者問題と法制度について考察している。
目次
第1部 日本の消費者問題と法制度(消費者問題の生成と企業の社会的責任;消費者被害の概要と特色;消費者行政の生成と展開;最近の消費者被害の現状と特色;消費者被害の背景と問題点;消費者意識;消費者問題の要因;法制度の整備と課題;消費者行政;消費者行政と苦情処理制度)
第2部 西ドイツにおける消費者保護問題(政策課題としての消費者保護;消費者組織;結語―法律問題としての消費者保護)