エネルギーの地政学―エネルギートランジションと日本の戦略

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エネルギーの地政学―エネルギートランジションと日本の戦略

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326351985
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C3031

出版社内容情報

中東情勢の緊迫化、揺らぐ化石燃料……。加速するエネルギー転換と新たな地政学を考え、日本が生き残るための戦略を導き出す!

現在のエネルギー供給は化石燃料に頼っているが、再エネを利用するエネルギートランジションがいま急速に進んでいる。経済安全保障が重要になるなかで、化石燃料の偏在を前提とした地政学はどう変わるのか。水素エネルギーはどれほど有望なのか。日本の戦略はどうあるべきか。エネルギーをめぐる新たな地政学がここに幕開けする。


【目次】

序章 エネルギートランジションと地政学[橋本道雄・中井遼]
 1 はじめに
 2 エネルギーと地政学
 3 本書の構成

第1章 エネルギートランジションとは何か?[橋本道雄]
 1 再生可能エネルギーの拡大
 2 再生可能エネルギーと水素
 3 新たなリスク
 4 エネルギートランジションで何が変わるか?
 5 エネルギートランジション時代の地政学

第2章 エネルギートランジションに必要な鉱物とは――サプライチェーンの地政学リスク[信岡洋子]
 1 エネルギートランジションに必要な重要鉱物
 2 重要鉱物のサプライチェーン
 3 重要鉱物の生産に伴う環境・社会への影響
 4 重要鉱物の安定供給に向けて
 5 おわりに

第3章 変動するアメリカのエネルギー安全保障戦略――クリーンエネルギーをめぐる中国との攻防[ジェーン・ナカノ]
 1 エネルギー安全保障の新たな課題
 2 なぜ中国は影響力を持つようになったのか?
 3 アメリカはクリーン技術を放棄するべきか?
 4 アメリカは競争力を発揮できるか?
 5 おわりに

第4章 エネルギーと「大国」ロシア――地政学的緊張とエネルギートランジションの相互作用[小泉悠]
 1 はじめに
 2 エネルギーによる大国としてのロシア
 3 第二次ロシア・ウクライナ戦争のインパクト
 4 脱炭素化にロシアは対応できるか
 5 おわりに

第5章 中東におけるエネルギートランジションと地政学――湾岸アラブ産油国の政治的メカニズム[池内恵・豊田耕平]
 1 はじめに――グローバルな地政学とトランジションの中での湾岸アラブ産油国
 2 湾岸アラブ産油国と国際関係
 3 エネルギートランジションと政治の連動
 4 「カーボンニュートラル産油国」の比較分析
 5 危機下で分裂する湾岸アラブ産油国の生存戦略

第6章 日本・ヨーロッパの再エネ受容と反発――資源輸入国のエネルギーをめぐる政治[中井遼]
 1 はじめに――背景と地政学的変動の影響
 2 エネルギートランジションを左右する政治的メカニズム
 3 バルト諸国――エネルギー安全保障の最前線
 4 日本――高い関心と潜在的分断
 5 フランス――国内対立と資源地政学の交錯
 6 おわりに

第7章 水素をエネルギーに変える技術[河野龍興]
 1 エネルギーとしての水素の意義
 2 再生可能エネルギーの拡大と水素を用いた電力系統の調整
 3 水素の製造技術・貯蔵技術
 4 地域における水素エネルギーシステム

第8章 「水素地政学」の可能性――水素サプライチェーンの経済性分析[石本祐樹]
 1 水素サプライチェーンを用いた水素貿易
 2 水素輸

内容説明

現在のエネルギー供給の大部分は、石油や天然ガスなど化石燃料に依存している。しかし脱炭素の進展とともに、再生可能エネルギーを利用するエネルギートランジションが世界の政治・経済構造そのものを変えつつある。化石燃料の埋蔵が特定の地域に偏っていることを前提とした地政学は、今後どう変わるのか?水素エネルギーとはどのようなもので、それは地政学をどう変えるのか?文系・理系の垣根を越えて英知を結集し、日本がとるべき戦略を導き出す。

目次

序章 エネルギートランジションと地政学(橋本道雄・中井遼)
第1章 エネルギートランジションとは何か?(橋本道雄)
第2章 エネルギートランジションに必要な鉱物とは―サプライチェーンの地政学リスク(信岡洋子)
第3章 変動するアメリカのエネルギー安全保障戦略―クリーンエネルギーをめぐる中国との攻防(ジェーン・ナカノ)
第4章 エネルギーと「大国」ロシア―地政学的緊張とエネルギートランジションの相互作用(小泉悠)
第5章 中東におけるエネルギートランジションと地政学―湾岸アラブ産油国の政治的メカニズム(池内恵・豊田耕平)
第6章 日本・ヨーロッパの再エネ受容と反発―資源輸入国のエネルギーをめぐる政治(中井遼)
第7章 水素をエネルギーに変える技術(河野龍興)
第8章 「水素地政学」の可能性―水素サプライチェーンの経済性分析(石本祐樹)
第9章 新しい水素ビジネスと地政学(木村達三郎)
終章 日本はどう生き残るのか―あとがきに代えて(橋本道雄・中井遼)

著者等紹介

橋本道雄[ハシモトミチオ]
東京工業大学総合理工学研究科創造エネルギー専攻博士後期課程修了。博士(工学)。経済産業省、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)、新エネルギー・産業技術総合開発機構、東京工業大学特任教授、大阪大学教授、京都大学特定教授を経て、東京大学先端科学技術研究センター教授。専門はエネルギー政策、とくに再生可能エネルギーと水素

中井遼[ナカイリョウ]
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。立教大学助教、北九州市立大学准教授などを経て、東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は政治学、比較政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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